二次元交通社

鉄道、アニメの舞台探訪、ライブの遠征…偏った旅

オタクが新婚旅行でフィンランド行く話〜前日談・持ち物の話〜

旅行の申し込みをして、お金を払って、さぁ行くぞという前に当然色々と準備がありました。

 

・服

日中でも気温がマイナスの世界で、オーロラ観測のために気温がマイナス二桁になる夜に活動するための服装を整えないとならない。

ただ、僕自身がスキーやってた人なので、なんとなくそれと同じか近い格好すれば大丈夫やろ、という感覚で、ヒートテックのような冬用の肌着、長袖シャツなんかを重ねて、最後にスキーウェアという感じにしたのだけどだいたいそれで問題なかった。

スキーウェアがなくても、肌に近い方は空気を通さないような服装にして体温が逃げないようにすることを基本にしつつ、丈の長い厚手のコートを羽織るようにしておくといいと思う。

そもそも北極圏のオーロラリゾートならともかく、ヘルシンキや移動の飛行機でスキーウェア着てると間違いなく浮くのでどちらにしてもコートは持っていかないといけませんし。

それと下半身はタイツと厚手の靴下必須。なんなら靴下は二重履きしてもいいし、ズボンの下にさらにズボンとかやってもいい(但しズボン二重履きはトイレで地獄を見る)。

あ、靴下は雪で濡れた時のために余分持っておくといいかも。

服装に関しては、ウインタースポーツ経験者や冬場の屋外作業に従事したことのある人なら、その時の格好にもう少し防寒対策を施すイメージかなと。

僕も滞在中は(天気が悪くてあんまり寒くなかったというところが大きかったですが)、北極圏ではウェアを着て完全防寒でしたけど、日芬往復やヘルシンキ滞在中は普通に日本の冬の外出スタイルで中に一枚多く着る程度で過ごしてました。

一方、妻はちょっといいロングコートを買ってましたけど、それはそれで普通に冬に使えるので結果的に買って良かったようです。

 

・手袋

街中にいる時用で普通の手袋も必要だけど、北極圏にいる時のために防水になっている二組ほどスキー用手袋があるといい。一組だと濡れた時に困るので…。

スキー用手袋は安いのだと1,000円もしないので二度と使わないにしてもこのぐらいは買っておくべし。

 

・帽子

なんでもいいのでニット帽は必須。あれは頭を守るというか耳を守るもの。

 

・靴

これは悩みました。

雪国生活の重要事項として「靴に浸水させてはならぬ」というものがあり、これを怠ると霜焼け地獄で済めばまだ良し、下手すると凍傷なんてことになりかねないのです。

当時はスノーブーツは持っておらず、たまに雪国へ行く時も普通の靴で行ってましたが、それは精々二泊三日ぐらいの旅でしかも国内なので何かあれば最悪新しい靴を買う方法もあったからです。

そうすると一週間の海外旅行となるとスノーブーツを買わざるを得ないのですが、ちゃんとしたブーツはそこそこのお値段がするし、かといって安いモノは防水性能が不安だったりブーツ丈が短かったりするし、ていうかスノーブーツって首都圏在住だとほぼ履く機会ないよね…。

などと悩みましたが、結局背に腹は変えられないとちゃんとしたのを買いました。

https://www.sorel.jp/items/sor/NM3487/

スノーブーツのメーカーとしてお馴染みのSORELの靴です。

いや、ちゃんとしたの買って良かったです。足先が冷えることもなく、雪の侵入も無かったし、何より滑りづらい。

ブーツなので脱ぐのと履くのは大変でしたしそれなりの重さと足の動かしにくさはありましたが、これのおかげで雪上でも快適に過ごせたのは確かです。ケチらないで良かった。あれ以来履いてないですけど…。

 

・カメラと三脚

今、携帯のカメラの性能が上がってカメラ持ち歩く人も減った気がしますが、オーロラ撮影ではちゃんとしたカメラと三脚必須です。

というのも、シャッターを開けっ放しで固定できないと綺麗にオーロラが写らないというかただの真っ暗な写真しか撮れないからです。

僕は結婚前に買ったデジイチPENTAXのK-3)と三脚があったのでそれで対応。

妻は「オーロラは撮りたいけど流石にわざわざ買うのもね」というのでカメラと三脚のレンタルをしました。最近は色々サービスがあるんですねぇ…。

妻が借りていたのはオリンパスのミラーレス機。軽くて使い勝手も良かったです。一眼持ってない人はレンタルという手もアリですよ。

ていうか一眼なんて使えないよ、という声もありそうですが、だいたいどんな機種でもフルオート機能があるので基本はそれを使ってオーロラ撮る時だけマニュアルに切り替えればOK。

まぁ一眼でなくてもシャッタースピードが調節できるカメラなら撮れますし、雪上に腹這いになる覚悟があるなら三脚も最悪ミニ三脚でいいです。携帯カメラでもやっぱりシャッタースピード弄れて固定できれば多分撮れます。

あと、交換用バッテリー若しくは充電器を案外忘れがちなので気を付けて。ただでさえ一週間も使っているとバッテリー消費するのに、さらに寒さで減りが早いです。

これに付随して変圧器とコンセントの変換コネクタが必要になります。携帯は場所によってUSBポートがあるので充電できますけど、バッテリーはできないので…。

 

・アメニティ関係

泊まったホテルではシャンプー類があるにはありましたけどどこも「リンスインシャンプー兼ボディソープ」みたいなので匂いが結構強いやつでした。

なので、使えればなんでもいいやという人でなければシャンプーやボディソープを持っていきましょう。

あと歯ブラシなんかは当然無いので忘れないように。

 

・カバンとスーツケース

観光中や搭乗中のためのバックは、普段から使っている大きめのショルダーで。これにトートバッグをプラスで使ってました。

スーツケースは94lをレンタルしました。が、これが後で波乱を呼ぶことに…。

 

こうやって振り返ると大変な思いで準備したと思ったけどこんなものか、っていう感じですね。

これ以外にも色々持っていったとは思うんですけど、後で思い出してこれ持っていって良かったじゃん!という物があればまた。