気付いたら前回から1年経ってた…。
ウマばっかやっていたのは事実ですが(おい)、公私であまりにもいろいろありすぎてここまで間が空いてしまいました。
ようやく落ち着いたのでぼちぼちやる気出しますか…。
文を書くのはいいんですけど、写真が撮って出しだと微妙に容量が足りなくていちいち加工しないといけないのがめんどくさくて…。
とはいえ、ネタも幾らか増えてきたしちょっとやる気出す。
〇朝食がビジホのクオリティじゃない
おはようございます。
起きたらとりあえず朝風呂に入って目を覚まします。今日もいい天気。
そして朝食。
今は出雲そばを推しているようですが、僕らが行ったときはカニがありました。
朝からカニですよ。
ほかにも赤天やあご野焼きなど島根のご当地食品が並んでるし、デザートには前日にも食べたぜんざいがあるし。
ラインナップが「本当にビジネスホテルか?」というクオリティの高さでびっくりしました。
写真撮っておけばよかった…。
確かに近隣のビジネスホテルに比べるとちょっと割高ですが、それを補って余りあるサービスは魅力です。
おなかも膨れ、満足したところで出発です。
今日からは公共交通だと回りにくいエリアを行くのでレンタカー移動。
ホテルから5分ぐらい歩いてレンタカー屋へ行き、車を借りていざ出発。
今日は石見銀山やその周辺を回って叔父の家のある益田を目指します。
ちなみにレンタカー屋から叔父の家までは概ね130km。
途中高速道路はほぼなく、あるのは片側1車線の高規格道路がせいぜいなので、どこにも寄らずに真っすぐ行っても2時間半はかかります。
そんなわけで車で自由に動けるけど時間には気を付けながらの移動となります。
国道9号をひたすら西へ。
地域が出雲から石見へと変わったあたりで9号を外れて山の方へ。
まずはこちらへ向かいます。
この世界遺産センター、世界遺産となったエリアからは若干離れているのですが、大きな駐車場がここにしかなく、原則的にはパークアンドライドということで、ここに車を止めて現地まではシャトルバスで移動しなさいということになっています。
ただの乗り継ぎスポットとしてではなくエントランスとしての立ち位置もあり、中には銀山とその周辺に関するガイダンス施設が。
まずは現地に行く前にこちらで事前学習を。
バスの本数は乗車当時は銀山エリア完結のシャトルバスがあって結構本数はあった記憶がありましたが、どうやら今はそのシャトルバスはなく一般路線しか走っていない様子。
それでも時間1本はある(それどこか3~4本ある時間帯もあるけどバラつきが凄い)のでそんなに困ることはないかと。
ともかく、バスで5分も揺られれば銀山の入り口、大森に到着です。
ここから銀山の跡である間歩までは2kmちょっと。
世界遺産登録直後はここをバスが走っていて楽々だったのですが、環境保護(自然もそうだが住環境保護という意味も)の観点から廃止。
しかもなだらかに上っていくのでちょっときつい。
そこで活躍するのが「電動アシスト付き自転車」。
バスを降りたところにはレンタサイクル。
普通の自転車もあって、そっちの方が若干安いのですが、当然のことながらそんな体力はないので二人揃って電動アシスト付き自転車をチョイス。
実家は横須賀の丘の上。自転車にほとんど乗っていなかったこともあって、ちゃんと乗れるか不安でしたが、車も来ないので多少下手でも無事でしたw
※横須賀はそこまでではないですが、長崎など坂の多い街では自転車に乗る機会がないので、乗れない大人が結構いるとかなんとか。
そして電動自転車、凄い。坂を一気に登っていく。これは楽。
バスから自転車に乗り換えてしばらくは人の住む街並みが続きますが、それが終わるとこんな感じに。
鉱山、というとどうしても禿山のイメージがありますが、ここは完全に森の中。
本当にこんなところに鉱山があったのか?という雰囲気。
森が始まり、両側に山が迫ってくると鉱山エリアの始まり。
よく見ると崖に穴が開いています。それも一つや二つではなくたくさん。
この穴が坑口。なんだか元横須賀市民には防空壕に見えてしまう。
近代以降の鉱山はメインの坑口から入り、中で鉱脈に沿って分岐していくスタイルですが、当時はこれが主流だったのでしょうか。
大きな穴を掘ってそれを支える技術といった問題もあったのでしょう。
ちなみに各坑口には立ち入り禁止の看板とともに番号が振られています。
例えば上の坑口には「甘南備鉱」の名前とともに「468」という番号が振られていました。
単純に管理番号ですので、流石に468も坑口があるわけではないと思うのですが…?
えっちらおっちら自転車で坂を登った先にあるのが、一般に公開されている龍源寺間歩です。
石見銀山の中でも大規模な間歩で、内部も観光用に整備されたとはいえ大人が立って歩けるぐらいの高さがあります。
中はまぁ一般的な観光坑道でした。
鉱山跡の施設に行ったことがある人には何となく想像できる感じのやつです。
とはいえ、この間歩が凄いのは「すべて手掘りの時代」ということ。
いま観光客が歩けるところは整備もされていますが、当時に実際に掘っていたところというのは通りやすさなどお構いなし。
通りやすさなどというそんなところに限られた労力を割くわけにもいかないので、鉱脈に沿って必要最小限にしか掘っていません。
したがって、上の写真も単に掘った跡を撮ったようにしか見えませんが、実際には真上を向いていたりします。
あるいは横向きでも人ひとりが本当に通れるの?と思うような細い穴も。
坑道も解放されているところ以外にも、長くあちこちに広がっています。
一部だけ見て「まぁこんなもんか」という感想を得ることは重要ですが、それだけですべてを見た気になってはいけない。
十数分で抜けてしまう道ですが、そこには何百年、何千年、何万年の歴史が詰まっているのです。
それでも「こんなんじゃ満足できないね!」という方!
是非大久保間歩へどうぞ!
観光用に希釈された龍源寺間歩より圧倒的らしいです。
私も一回行ってみたいんですよね。
出口は入口とは別のところに出てきます。
出口を出たところのお店で「香り袋」を売っていました。
昔の消臭袋的なものです。
一個試しに買ってみましたがそういえば大事にしまい込んで結局使っていない…w
銀山のメインとなる坑道はこれでおしまいですが、「鉱山をきっかけとして発展した街」を見ないと損です。
むしろ観光としてはそっちがメインな気もする。