二次元交通社

鉄道、アニメの舞台探訪、ライブの遠征…偏った旅

オタクが新婚旅行でフィンランド行く話~憧れのあの人に会った~

無事にオーロラを見ることができた翌日。

お世話になったサーリセルカの街を離れ、次の街へ向かいます。

 

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朝食を摂って、バスが来るまでホテルのロビーで待機。

フィンランドで最初に訪れた街。いい思い出ができました。

 

8時過ぎ、バスがホテルの玄関前に到着。昨日乗った観光バスと同タイプ。

乗り込んで運転士にパウチャーを渡して代わりに乗車券?を受け取る。

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サーリセルカからロヴァニエミまで260kmもあるのか…。

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座席は自由席。始発がイヴァロなのでそれなりに人が乗っていた。

スマホを見るとこのバスwifi飛んでるじゃん!

この先乗車時間が長いのでこれはありがたい。

バスは街を離れて都市間道路へ出た。

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またね、サーリセルカ。

 

昨日の夜が遅かった割に出発準備もあって朝が早かった今日。

無事バスに乗れて落ち着いたのかちょっとウトウトしていました。

 

気がつくと街中に出ていました。

調べるとサーリセルカとロヴァニエミの中間ぐらいにある街、ソダンキュラだそうです。

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バスはこの街のターミナルで休憩。

外に出ても良かったのだけれど、発車時間を聞きそびれたのとトイレは車内にあるので無理に外に出る理由も無く、車内で発車を待っていました。

10分ほどで出発。

またうたた寝したりスマホいじったりしながら時間をつぶしていきます。

 

サーリセルカを発って3時間ほど。

さっきまで雪原の中の国道みたいなところを走っていたと思ったら高速道路っぽい道になり、周囲に建物が増えてきました。

大きな川を渡り、高速道路みたいな道から街路へ。

中層のビルが立ち並び、いかにも「市街」なところに来ました。ここが今日の目的地であるロヴァニエミです。

 

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終点まで行かずに、ホテルに近そうな途中のバス停で降車。

久しぶりの都会(?)でドキドキです。

時間は12時前。今夜の宿に荷物を置きに行きます。

 

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フィンランドの行政区分がよく分かっていないけど)県庁所在地であるロヴァニエミ。

まだまだラップランドではあるけれど、人通りが多くて活気のある街です。

ホテルに荷物を預けたらお昼ご飯です。

 

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バス停からホテルに行く途中にあったショッピングセンターへ戻ります。

というか-7℃だったのね…。そら歩いていたらアイスバーンになっていたのに気付かず滑って転ぶわ…。

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かまくらもありました。中には氷のダイニングセットが。

都会ですが、やっぱりやっていることは雪国。

 

さて、お昼は何を食べようか。

ロヴァニエミは実は「世界最北(だった)マクドナルド」がある街です。

(現時点での世界最北マックはロシアにあるそうです)

「地球単位では教会の数より多い」とかなんとか言われるマクドナルド。日本でもハンバーガーの代名詞となっていますが、フィンランドハンバーガーといえば。


https://www.hesburger.com/

こちらのヘスバーガー。

英語メニューもあるし、そもそもハンバーガー屋のメニュー構成は基本的に世界共通。

安心して買うことができるのはありがたい。

外国まで来てファストフード?ってなる人もいるかもしれないけど、ヘスバーガーはフィンランドでないと食べられないしね。

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ハンバーガー、ポテト、コーラ(奥の黒い袋はケチャップ)。

なんの不安もないメニュー構成。

見た感じからなんとなく伝わるかもしれないけどサイズがちと小さめ。

味は…ハンバーガーです。

 

実はサーリセルカにもあったぐらいこの国ではメジャーなファストフードなので食事のネタに困ったときには覚えておくといいかもしれません。

海外まで来て食事のネタに困ることがあるの?あるんですよ案外…。

 

では、お腹を満たしたところでこの街の名所へ向かいます。

そこへ向かうには路線バスに乗る必要があるので、バス停へ向かうと…。

 

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うおー!MCDecauxの広告付きバス停上屋だ!!!

こんな所まで来てこんなの喜んで撮ってどうすんの!!!

散々日本で見てるでしょ!!!

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時刻表も気になっちゃう。

MaaSの先進国であるフィンランドですが、特段見やすいということはなかったです。あれはヘルシンキ限定なのか。

あ、次の目的地に行くには右の時刻のバスに乗ります。

時間一本あればいい感じ。この時は時間が微妙で20分ぐらい待ちました。

ここを走るのは普通の路線バス。日本よりサイズが大きいように感じましたが。

前払いで運賃を支払い、中程の横向きの席に着席。外が見え辛いのでこの後どんなところを走ったのかはあんまり覚えていません…。

僕らの乗ったバス停からは僕ら二人だけの乗車でしたが、次のバス停からは10人ぐらいが一気に乗り込んで立席が出るぐらいに。

そこから20分ぐらいバスに揺られて着いたのはこちら。

 

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santaclausvillage.jp

サンタクロース村!

サンタクロースに会えるというあそこです。

以前、某北海道のローカル番組が来たところです。ハンバーグ!!!ミートゥー!!!

 

この施設、絶妙な位置に立地していて、敷地内を北極線(緯度66°33′)が通っています。

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このうち、真ん中と右の搭を北極線が通っています。

なんなら線と関係なく建物が建っているので、

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平気で建物の中を貫いています。ここで記念写真を撮るのがお約束。

なんなら反復横飛びできます。

 

それではサンタさんに会いに行きましょう!

サンタさんはメインの建物の中。1組ずつ案内されるので、それまでは列に並んで待つようになります。

待機ゾーンはサンタクロースとクリスマスをイメージした空間になっていて、某テーマパークのアトラクション待機列みたいな感じになっていました。

 

1組2~3分ぐらいなので回転は特段悪くは無かったです。

自分の番になるまでまったくサンタさんの姿が見えないのは良くできている。

そしてとうとう自分の番。

部屋に入ると…サンタさん!!

笑顔でサンタさんが迎えてくれます。

妻とサンタさんをはさんで座り、「どこから来たの?」。日本から、というと「コンニチワ!」。

テンション上がって何話していいか分からないまま写真撮って終了。

手を振ってお別れです。

 

あっさり終わったように書いているけれど、「いやぁ、サンタさんいたよ…」と謎の高揚感に包まれていました。

とはいえ現実にあっさり戻されます。

自前のカメラでの撮影はできないので、思い出はすべてサンタさんの部屋を出たところで購入する必要があります。

写真以外にも動画という選択肢もありました。僕らは写真だけ購入。1枚30ユーロ…。

 

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出口を出たところにサンタグッズのお店があったので、せっかくだからとサンタグッズというか木製の妖精の人形を購入。

お望みならば多少値は張るけどサンタのぬいぐるみとかもありました。

 

サンタクロース村の中にはそれ以外にもいろいろお店があって、マリメッコのショップなんかもありました。

品揃えは市中の店舗に比べれば少ないものの、人も少なく逆にゆっくり見られるというのはあるかもしれません。

ここでスーツケースを貸してくれた後輩へのお礼の品や身内へのお土産を購入。

妻もショッピングバッグを買っていました。

 

サンタクロース村はサンタさんとふれあい以外にも名物がありますが、それがこちらの郵便局。

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日本でも「サンタさんに手紙を出すとクリスマスに返信がもらえる」というのがありますが、その送り先がこのサンタクロース村です。

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世界各国から送られてきたサンタクロース宛の手紙。

郵便局なので、もちろんここから手紙を出すことができます。


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こんなポストもあって、左の黄色い方に投函するとフツーに配達されて、右の赤い方に投函するとクリスマスに配達されるようになっています。

はがきは郵便局で購入可能。フィンランドは絵葉書の種類が豊富で、いかにもな観光絵葉書以外にもムーミンの絵葉書や、

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こんなマニアックなポスターの絵葉書まで。

ちなみにこちらは「1940年ヘルシンキオリンピック」のポスター。1952年じゃないですよ?

1940年東京オリンピックの代替開催となるはずだった大会のものです。

まぁネタなポストカードはともかく、ここから日本の友人やお世話になった方、あるいは自分に向けて手紙を出すことでいいお土産や思い出になるのです。

筆記具は備え付けがありますが書き味は微妙でしたw

あと事前に国際郵便の宛名書きを確認しておきましょう。

 

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三時間ほど滞在しましたが、バスの時間そして次の予定があるのでこのあたりで撤収。

またサンタさんに会いに行きたいですね。