二次元交通社

鉄道、アニメの舞台探訪、ライブの遠征…偏った旅

オタクが新婚旅行でフィンランド行く話〜最後の旅路、そしてただいま〜

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17時20分、定刻にヘルシンキ・ヴァンター空港を出発したAY073便。

暗闇迫るヘルシンキの空を順調に高度を上げていきます。

復路ももちろんA350-900。

往路は中央列の席でしたが、復路は左側でした。

代理店で窓側ではなく通路側を指定したので当然通路側と中央席の並びです。

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飛び始めて1時間半ぐらいで最後の晩餐(昨日も同じこと言ったな)。

フィンランド発の便なのに、つけあわせがずんだ・蕎麦とやたらと日本くさいのは何なんでしょうか…。

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メインはお肉でした。

お飲み物は…ビール!

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アサヒスーパードゥラァァイ…が来ました。

よく見たら説明書きは日本語無かったです。

 

お腹も膨れて。

外は真っ暗だし外が見えたところでどうせシベリア上空だし…と思っていると、周りの日本人がにわかにざわつく。

何だ…?と思ってよく聞くと。

 

「オーロラが見える!」

 

マジで?

自席は前述のとおり通路側だったので、後部の扉の窓へ。

先に席を立った日本人から「周りが明るいと見えないから毛布持っていった方がいいよ」とのアドバイス

一旦自席に戻って毛布を持って再度後部へ。

ほかの日本人と替わりばんこに窓の外を眺める。

そして自分たちの番。妻と二人で毛布を被って外を見ると…。

 

あ、あの感じは間違いなくオーロラだ!

 

揺れる上に狭い機内では流石にカメラに収めることはできなかったですが、確かにこの旅行中に二回オーロラを観測することができました。

よく日欧便はこの時期に機内からオーロラが見られる、とは聞いていましたが、まさか自分が当たるとは思ってもみなかったです。

…三日目にわざわざ高い金払って見に行った意味を問うてはいけません。

あれがなければ写真には残せなかったし、オーロラがどんなものかの事前情報も無かったし。

やっぱり一度は地面に足をつけて(あれは川の上でしたが)じっくりゆっくり観測する必要はありますね。

 

オーロラ騒動(?)も終わると照明が落とされます。

発地時間でいくと21時。着地時間ベースだと朝4時。

しかし、案の定飛行機で寝られない。

ついでに体内時計がフィンランドに合ってしまったので、時間が早すぎて余計寝られない。

仕方なく機内エンターテインメントでダンケルク見てました。

我ながら今回の旅行中の映画のチョイスいいセンスしていました。

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ダンケルクも見終わってしまって、暇すぎてフライトマップで遊んでいました。

そして発地時間で日付が変わるころ。

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むしろ空の上では夜明けを迎えていました。

実質徹夜です。

ていうか、仮に発地時間21時に寝て着地時間7時に起きるとしても、時差7時間で発地時間で0時だから3時間しか寝られてないんですね…。

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最後の機内食がやってきました。

いかにも「朝ごはん」って感じです。

最初は興奮したマリメッコ柄のナプキンも、流石に4回目ではなんとも思わなくなりました()

最後だから、とベリージュースとともにいただきました。

やっぱりフィンエアー機内食悪くないですね。美味しかったです。

 

フライトマップを見ると既に日本の領空に入っていました。福島を横切って太平洋側へ向かいます。

このとき、会津に住む友人の頭上を通過していたようで「お前が乗ってたの見えたよ」と画像が送られてきました。

いつも見上げていた飛行機に自分が乗っていて、その飛行機を友人に見上げられていたというのもなんだか不思議な感じです。

実はそれ以前に往復のフライトをFlightradarで追跡されていましたけど…。

太平洋側に出て大洗の上空を通過する頃にはベルト着用サインも点灯し、所謂最終の着陸態勢に。

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垂直尾翼のカメラからでも地上の様子が良く分かるように。

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ついに向こうに滑走路が見えます。
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ヘルシンキを発って9時間20分、成田国際空港のB滑走路に降り立ちました。

雪景色はそこにはなく、見慣れた関東の冬景色がありました。

6泊8日。長いようであっという間、というありきたりな言葉がぴったり来るあっという間の旅でした。

氷点下の雪景色も。

暖房の効いた部屋で飲んだベリージュースも。

眩しいぐらいの星空とそこに浮かぶオーロラも。

美しい建築が連なる街並みも。

全部これでおしまい。

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スポットに入って、扉が開かれ、降機したそのときに寂しさを感じていました。

…いや、長旅が終わって「やっと着いた!」という思いの方が強かったかも。

日本語の広告が入ったPBBがここが日本であることを示しています。

着いたのがまたしてもサテライトだったので、連絡通路をテクテク歩いて本館へ移動します。

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この光景もサテライトを使わないと見られないわけで、そういった意味では面倒だけど貴重な経験。

微妙な冬空と相まって、このときが一番「帰ってきちゃったなぁ…」と感傷に浸っていたかもしれません。

それにしてもJLも787増えましたね。

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9時間半お世話になりました。

この便は1、2時間の後に再びヘルシンキ行きとして飛び立ちます。

きっと1週間前の僕らのようにオーロラを見に行く人もいることでしょう。

みなさん良い旅を!

 

それにしても今回は快適だったし、オーロラも見られて最高のフライトでした。

フィンエアー、気に入りました。

またいつか乗れる日を夢見て…。

 

さて、本館にたどり着いた僕らは、入国審査でスタンプを押されて法的にも無事に帰国。

荷物の受け取りをして(ヴァンターでトラブった二つ目の荷物は無事に受け取れました)、税関を通過して。

見慣れた到着ロビーに出てようやく帰ってきた実感が沸いた気がします。

出口には義父が迎えに来てくれていました。

長旅後に電車で帰るのは辛かろう、とわざわざ車で。

お手数おかけします…。

あ、そうそう。成田を出る前に残したユーロを日本円に戻すのを忘れずに。

 

 

義父の車に揺られて、流石に運転してもらってるところで寝るわけにはいかんと思いながらも不眠不休と車の揺れに耐え切れず、新空港道から東関道に合流したあたりで意識が飛んで、気付いたら家のすぐそばまで来ていました。

家に着いてホントに新婚旅行終了。

終わりは案外あっさりでしたが、それよりひとまず荷物を置いて、再び車に乗ります。

 

 

いくらフィンランドが最高だったからといっても、普段と違う生活をしているうちに日本に帰ったらやりたいと思うようになったことが二つありました。

ひとつは「広い風呂に入る」。

フィンランドはサウナこそあれど、バスタブはどのホテルにも無く。そろそろ足を伸ばしてお湯に浸かりたい…。

そんなわけで車で近くのスーパー銭湯へ行きました。

 

そのスーパー銭湯は何度か来ていましたが、平日の昼間ということもあっていつもに比べてガラガラ。

色々な種類のお風呂に気が済むまで入っていました。

長旅の疲れや汚れをすっかり落とします。

そうそう、フィンランドでサウナ克服したので改めて日本のサウナにもチャレンジ。

だいぶ慣れましたが、やっぱりフィンランドのサウナの方が良かった…。

 

ふやけるほどお湯に浸かって満足したところでふたつめのやりたいこと。

「ラーメンを食べる」。

…いや、かもめ食堂にもありましたし、なんならスーパーでインスタントラーメンぐらいなら売ってましたけど。

もうちょっと滞在が長ければそれを食べたかもしれませんがなんていうか、そうではないのです。

飛行機で軽食を食べてからお昼も摂っていなかったので、そのままスーパー銭湯併設の食堂へ。

お腹も空いていたので遠慮なくラーメンと小丼のセットを食べました。

なんて言うべきか分からないのですが、ラーメン専門店とかじゃなくてとにかくこの普通のラーメンが食べたかったのです。

希望通りのものが食べられたし、お腹も心も満足。

 

僕だけ先に家に帰り、妻は義父の車で食料の買出しへ。

家に帰った僕がやることはとにかく洗濯。

洗濯機を回す傍らで荷物整理をして、洗濯機が止まったら干す。

洗濯機を空にしたら二回戦。流石に一週間分×2名分の洗濯物は1回では終わりませんでした。

で、洗濯が終わって完全に体力ゼロに。買出しから帰った妻も体力限界。

その日はお風呂はスーパー銭湯で済んでいたので、簡単に夕飯を済ませてさっさと寝ました。

このとき、帰国日を金曜に設定しておいて本当に良かったと思いました…。

 

 

旅の記録はこれにて終了。

次回はこの旅の総括と後日談的な小噺を少々。

オタクが新婚旅行でフィンランド行く話〜さよならフィンランド〜

一週間ぶりのヘルシンキ・ヴァンター空港に到着しました。

シェンゲン非協定国(即ち国際線)は第2ターミナル。間違えないようにしましょう。

さぁ、長いようであっという間だったこの旅もA350に10時間弱乗るだけとなりました。

 

…が、帰るためには色々と準備が必要です。

 

・免税手続き

40ユーロ以上の買い物を免税店でした場合、消費税の還付を受けることができます。

しかし免税品は買った場所で免税してくれるわけではなく、買ったものを免税してよ!と申告しなければなりません(知らなかった)。

正直、今まで免税しなければならないほど海外で買い物したことなかったし…。

フィンランドにおいては免税機関が

Global Blue

e-tax free

という二種類があります。購入店がどっちに対応しているかはそのお店次第です。

一般的にはGlobal Blueが多いようですが、ヘルシンキ市内のイッタラは何故かe-tax freeでした。

機関によってそれぞれ手続きの窓口が異なるので注意してください。

僕はGlobal Blueの窓にe-tax freeの書類出して見事にここじゃない言われました。

maritabi.nagoya

Global Blueの話をしているガイドやサイトは多いですが、案外e-tax freeにまで言及している人が少ないのが悩ましいところ。

上記のサイトは双方の紹介と窓口の場所も出ているので便利。

 

もうひとつ注意しないといけないのは、チェックインを済ませる前に免税手続きを終わらせないと、免税品を抱えたまま飛行機に乗る羽目になるということです。

手続きには当然現物が必要になるので、先に免税品の入ったスーツケースを預けてしまうと何もできなくなってしまいます。

「お土産品はスーツケースに仕舞って…」なんて前日夜に荷物整理すると大変なことになることもお忘れなく。

お勧めは僕らの取った「別バックを用意しておく」方法でしょうか。

お土産品だけ入れるバックを用意して、そこにお土産だけ入れる。

で、免税手続き終わったらそのまま預け入れ荷物の二つ目にする、と。

実際には別バックは嵩んで入らなくなった服とかも入っていましたが。

 

免税の方法は各種ガイドやサイトを参照してください(いや、僕が紹介するより分かりやすいし)。

面倒そうな雰囲気はありますが、現物と購入品のレシート?(事前に必要事項を記入する)とパスポートと購入したときのカードと帰りの飛行機のチケットを出せばあとはやってくれた記憶。

混んでいると結構待たされるので本当に面倒ならば免税しない、という方法もありますが消費税率が日本よりそれなりに高いフィンランドではちょいちょい買い物して免税申請すると数千円単位で還付があるのでやっておいたほうがいいです。

旅行時に免税について調べたときは事後申請という方法もあったようですが、今調べたら出てこないですね…(ただ、やり方が面倒そうでこれなら現地でやったほうが楽だ、という記憶はありますが)。

 

・荷物の預け入れ

ショルダーバック一個で乗る国内線ではないので当然荷物は預けます。

フィンエアーの日本線は受託手荷物二個まで無料なので、どうしても増えてしまう帰りの荷物はこの制度を上手く利用しましょう。

www.finnair.com

預け入れは一般的なカウンターで職員に荷物とチケット渡して、というやり方ではなく自動化されていました。

まず、チェックイン機でチェックイン。

この時預ける荷物の個数を選択すると、その個数に合わせたタグが出てくるので荷物にくくりつけます。

分かると思いますが、タグの使い方は荷物の持ち手などにタグを通して裏面両端のシールを剥がしてそこ同士を貼り付けます。

シールの粘着力はかなり強く、多少ズレて貼り合わせてしまったぐらいでは剥がれることはないのでそんなにビクビクする必要はないです。

逆に言えば一発勝負です。「ヤバい!ずれた!」となってもそのまま出してしまいましょう。

ここで焦って外すと逆に粘着力が弱まってしまいます。

タグを貼ったら預け入れ機(ベルトコンベアー)まで行って、タグのバーコードをスキャナで読み込んでベルトコンベアで送り出す。

大体こんな流れです。

ANAの国内線に導入されているセルフ荷物預け入れ機のような一つの機械で全てを済ますのではなく、どちらかと言えばいままで係員さんにやってもらっていたことを自分でやるイメージ。

ANAの機械は使ったことがあったので、タグを貼ってベルトコンベアーまで行ったところまでは順調だったのですが、タグの読み込みの時点でトラブル。

一つ目の荷物のタグは読めたのに二つ目が読めない。おいマジかよ。

なんか周りにいたフィンランド人や日本人からは「どうした?」「大丈夫か?」と声を掛けられるしスタッフの姿が見当たらないし。

テンパっていたら近くにいたおじさんがスタッフを呼んでくれた。ホント助かった…。

スタッフのお姉さん、端末を弄ってバーコード読み込んだりしてなんか色々やって。

お姉さん「…。(渋い顔でなんかやってる)」

荷物をベルトコンベアーにポイっ。

お姉さん「No Problem(ニッコリ)」

僕(ホントかよ…)

無事に?完了しました。

 

・保安検査場

免税を済ませて荷物を預けたら、あとは自分自身が飛行機に乗る準備。

保安検査はまぁどこの国も空港も似たようなものです。

保安検査前にお土産の買い直しもいいですけど、機内持ち込み禁制品は買えないし、ヴァンター空港自体保安検査前はあんまりお店があるわけでもない(気付かなかっただけかも)ので、ここを抜けてから余裕を持って買い物をする方が良いような気がします。

乗継客が多い空港故にセキュリティエリア内もお店が充実していますし。

空港のムーミンショップもセキュリティエリア内でしたね。

 

 ・出国審査

実は保安検査を通過して満足してしまって(?)イミグレの存在を忘れていました。

上記のムーミンショップとか売店を堪能しながら「チェックインでトラブった割には時間の余裕があるなぁ」などと暢気に構えていたのですが…。

ムーミングッズを眺めながら「よく考えたらまだ出国してないじゃん!」と不意に思い出して慌てて出国審査に向かった次第。

ほら、国際線て保安検査=出国審査みたいなところあるじゃん…。

成田も保安検査通過したらすぐ出国審査で間にお店なんかないじゃん…。

イミグレは往路にイヴァロに向けて発った搭乗口のすぐ近くでした。

時期的なこともありますが、ほぼノンストップで通過できました。ホッ。

 

・免税ショッピング

今は市中に免税店があるので以前ほど空港免税店を利用することはなくなったのかもしれませんが、免税手続きの手間が無いことを考えると活用していきたいシステムではあります。

ここでは重いし貨物搭載して気圧の関係で破裂されると困るビールをはじめ、ストックマンで見かけなかったお菓子などを購入。

免税店は免税店ならではのラインナップになっているので、「お土産はもういいや!」と思っていても覗いたほうがいいですね。

あと好きな人は普通に格安目的でお酒やブランド品を購入するのでしょうね。

僕はあんまり高級な洋酒に興味はないし、妻は妻で特にブランドにこだわりがあるわけでもないのでここのゾーンはスルーでしたが。

 

今度こそ本当にやることは一通り終了。

法的にはフィンランドを出国してあとは飛行機に乗るだけです。

今回の成田行きの搭乗口は55番。

さっきから案内に沿って進んでいるけど全然着かない。

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ようやくたどり着いた55番ゲート。結果から言うと一番奥でした。

おそらく往路に着いたゲートと同じですね。

しかしまぁ改めてこのゲートを見て分かると思いますが、この空港のデザインセンス素敵です。

画像見ても分かるとおり、全体的に狭いというのはありますが。

一方で無駄に広くならないことで移動が容易、という利点も。

搭乗ゲート周りが狭いだけで、暇つぶしのカフェなんかはちょいちょいあるので「焦って搭乗口へ向かうほうが悪い」と言われればそれまでですが。

 

ゲートをくぐり、ボーディングブリッジへ。

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このフィンエアーばかりの画像こそ「フィンランドにいた」ことの証。

最終日にしてまともに現れた太陽が沈んでいくなか、日本へ帰ります。

偶然、日本に向かうちょうど良い時間が夕刻なだけなのに、なんだか寂しさが増してしまいますね。

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 往路と同じ搭乗口。

一週間前、ここに着いたときには色々な期待と不安がありました。

一週間前の自分とすれ違ったら言うことはひとつ。

「心配無い」

 

飛行機に乗り込み、荷物を仕舞い、座ってベルトを締めて、扉が閉まって。

17時20分、AY073(HEL→NRT)出発。

さようなら、フィンランド。またいつの日か!

Tokyoを回避せよ

久し振りに書いてます。

いや、仕事で色々あったりで中々進められず…。

一応、フィンランドの次は取り掛かっています。

 

 

さて、Go Toキャンペーンも始まり、少しずつ動き出している人も多いようですね。

僕はというと、まぁ小さい子供もいるしそもそも気軽に遠出も出来ず。今年になってから埼玉千葉東京神奈川以外行っていないです。

行ける人は対策を怠らず、楽しい旅を。

それにしても半年前は「東京ロックダウン」なんて話もありました。

結局実行されませんでしたが、仮に東京が封鎖されると、千葉や埼玉から見て東京を挟んだ向こう側にある神奈川に行かないといけなくなったらどうすれば良いのでしょうか?

 

答え。海を越えましょう。

 

 

その1 アクアライン

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実は、千葉にいた頃にこの「東京に触れずに横須賀へ帰る」というのを2パターンやっておりまして。これがそのうちのひとつ。

 

川崎と木更津を結ぶ東京湾アクアライン

当初は「無駄な公共事業」として散々叩かれておりましたが、今は通行料の値下げもあって週末は渋滞のメッカになるほどの通行量。

都心から南房総方面への最速ルートにもなっているほか、湾岸線京葉道路の迂回手段としても活用されています(たまにリムジンバスが迂回するそうです)。

また、木更津側では対岸の川崎に留まらず、都心に通勤する人が居を構えるパターンが増えているとも。

そんな通勤客の足にもなっているのがアクアラインを通る高速バス。

実際、いくつかの路線には定期券が設定されていて(運賃はかなり高いですが)、以前は平日の朝にはバスターミナルに行列ができるほどでした。

アクアラインを通る路線はいくつかありますが、今回の東京回避ルートに当てはまりそうなのは木更津から川崎行きか横浜行き。あるいは五井から横浜行きあたりでしょうか。

 

そんな中、実際に乗ったのはこの中の木更津から川崎行き。

www.rinkobus.co.jp

川崎側は川崎鶴見臨港バスと東京ベイサービス、木更津側は小湊鐵道日東交通の4社で運行しており、この時は東京ベイサービス便。

この会社は、元々川崎木更津間を結んでいたフェリーが廃止になった際に離職者対策として誕生したバス会社で、同様の理由で生まれた会社は瀬戸内あたりにもちょいちょいあったりします。

東京ベイサービスのURLを載せようとしたら、この令和の時代に会社の公式ホームページが存在していないことを知りました…。まぁ路線が1本しかないし必要ないといえばそれまでですが。

あと、この会社の便だとICカードが使えないというネックがありますが、代わりにWiFiが飛んでます。

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この海上区間を走るのがアクアラインの一番の良さ。橋の長さもあって海の上感が凄い。

瀬戸内海の橋よりも海面まで低いので「飛んでいる」感覚が味わえます。

まぁいつも風が強いので自分ではあんまり運転したくないんですけど()

 

川崎線は途中、海ほたるにもバス停があって一部便を除いて川崎からでも木更津からでもどちらでも乗降可能。

クルマが無いと行きづらいパーキングエリアを楽しむことができます。

海ほたるを過ぎるとシン・ゴジラで非常用通路が出てきたアクアトンネルを通り、地上へ出るとそこは川崎。無事に東京を通らずに神奈川へ脱出成功です。

 

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地上へ出て高速を降りてすぐに浮島バスターミナルというホントにターミナルと言って良いのか分からないレベルに何も無いバス停に着きます。

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この時はここで降りて、川崎駅行きの普通の路線バスに乗り換え、地下化された産業道路駅を見に行きました。

因みに浮島バスターミナル。周りは工場と倉庫があるだけの場所ですが、写真の高架道路の向こう側に浮島町公園という広い公園があって、そこから羽田空港を離着陸する飛行機がよく見えて撮影スポットになっています。

そう、浮島バスターミナルは川崎いえども多摩川の河口そば。すぐ向こうは東京都です。

なので、東京を通ってはいないもののほぼ掠めているようなもの。

「もうちょっとしっかり東京を離れたい」という方は次のルートになります。

 

その2 東京湾フェリー

www.tokyowanferry.com

横須賀市久里浜と富津市金谷を結ぶ東京湾最後のカーフェリー。

アクアライン開業前は南房総への最短ルートとして知られていましたが、アクアライン開業と房総側の高速道路延伸で需要減、さらに原油高とかなり苦戦を強いられているようです。

しかしながら、国道16号線海上区間という役割を持っていて、三浦半島の行き止まり解消という意味もある航路なのでどうにか頑張ってもらいたいところです。

 

このルートを実行するのはちょっと大変で、なんせ金谷まで行かなければならない。

アクアラインバスの場合は木更津か五井へ出ればよく、そこまでであれば千葉から電車の本数もそこそこあるのですが、金谷港の最寄り駅浜金谷の本数は一時間に一本程度。

 かつては特急が1,2時間に1本走っていたものですがこちらも通勤ライナー的な君津発着の数本と行楽客向けの週末の数本を除いて廃止。本格的なローカル線に比べればまだマシなものの、ちょっと行くのに覚悟が必要です。

なお、特急減便の理由はアクアライン経由の高速バスに人が流れたからだそうです。

で、実際行ったときはどうしたかというと。

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週末の数本の特急を使いました。

普通列車でも良かったのかもしれませんが、時間が良かったのと、久しぶりに房総特急に乗りたかったのと、地味に混む内房線が引っかかり…。

それなりの時間乗っていたし、普通列車で移動した場合の接続も微妙だったので十分特急に乗った意味はあったかなとは思いましたが。

自由席でしたが夏も過ぎていたこともあり途中からでも余裕の着席。

使う側からするとありがたいことですが、これだから特急が廃止になるんだよなぁ…。

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列車は君津を出てしばらくすると車窓に海が見えてきます。

大貫あたりで緯度的には横須賀の中心街あたりなんですよね。金谷はもう少し先なので、結構南まで下がることになります。

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かなり海沿いまで迫ります。

対岸は久里浜発電所でしょうか。奥には富士山が見えますね。

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11時前に浜金谷に到着。

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島式ホームの交換駅。有人駅ですがホームに屋根は無いし(待合室はある)改札へは階段のみ。

昔ながらの観光拠点駅といったところです。

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ホームの南端、奥に見えるのが景勝鋸山(だと思う)。
雑草の生える単線で完全にローカル線雰囲気なんですが、これでも以前は特急街道だったし、今でも都心からも二時間程度の距離なんですが…。

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跨線橋を上ると海が見えます。こちらが金谷港方面。
よく見ると遠くに富士山見える?
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駅舎もなんだか懐かしい雰囲気。

駅前は広場になっていますがバスの乗り入れはありません。

タクシーは居たかなぁ。呼べば来る感じだったか。

駅を出て真っ直ぐ進むと国道に突き当たるのでこれを右に。進行方向的には戻る感じです。

テクテク海沿いだけどあんまり海が見えない道を10分程歩くと、大きめのお土産センターと広い空間が現れます。

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ここがフェリー乗り場です。正面は車両待機場所ですね。

よく見ると既に乗船が始まっているので誰も居ません。そもそもここが列の先頭なのか後部なのかは分かりません。

そしてこのタイミングで既に乗船が始まっているということは急いで行くか諦めて次を待つかの選択を迫られている、ということでもありますが…。
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駅にはバスは来ませんが港にはやってきます。

ひとつは房総半島を横断して鴨川へ向かう路線、もうひとつは千葉方面に戻って上総湊へ向かう路線。

どちらも本数は少ないので実用できるかは別問題。
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で、今止まっている便に乗るか乗らないか悩んだ結果、急ぐ旅でも無いので一本送ることにしました。

それでも先に乗船券だけでも買っておこう、ということでターミナルにやってきました。

ターミナルで是非見たかったのがこの運賃表。

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実にレトロな雰囲気ですが、天空橋が開業しているので1998年以降のもの…のはずだけど川崎レジャーセンターってそんな最近まであったっけ…?

以前は上からテープべた貼りじゃなくて部分的に直していた可能性否定できない。

これから乗る東京湾フェリー京急と連絡運輸をしていて、金谷港→船で久里浜港→バスで京急久里浜→電車で京急線各駅の切符を購入することができます。

鉄道と船の連絡運輸も昔は結構あったようですが、今パッと思いつくのはこの東京湾フェリー南海フェリー、それから三池島原ラインでしょうか。
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券売機も昔京急で見た記憶のあるタイプでした。

高額紙幣に対応し始めたタッチパネル式の一世代前ですね、懐かしい。

因みに先程の運賃表、色々時代を感じる作りになっていて注目ポイントだったのですが、残念ながら先日交換されてしまったそうです。

まぁいつまでもテプラべたべたじゃ見栄えが悪いですからね、仕方ないです。

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こちらが購入した乗車券(乗船後に撮影したため入鋏済)。

パッと見ると普通の切符ですが、磁気券じゃないのです。

つまり、京急で乗り降りする時は有人通路を通らないといけません。

最近、切符すら買わないのに自動改札が使えない切符とは色々懐かしいです。

 

さて、敢えて便を遅らせたのは理由がありまして。

金谷は鋸山が有名ですが、それに加えてアジが美味いと評判の地でもあります。なので…
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頂いてきました。

肉厚でジューシーでこれは並んで食べる価値がありますね。

この時入ったお店はおじさんが脳内で独り言言いながらご飯食べる某ドラマに登場したところ。

開店30分前に並んで入店に30分掛かりましたが、我慢して並んだ甲斐がありました。

しかもこの日は不漁で数が少なく、後から来た人はそもそも食べられなかったようです。運が良かった。

他にもアジをはじめ美味しいものを出すお店は幾つかあるので色々食べてみたいですね。

あと、港の目の前にあるお土産センターで売っているバームクーヘンが美味しくて人気らしいのでこちらも是非(こっちは食べていないので味は不明)。

お腹も満たされたところで港に戻りましょう。ぼちぼち入港時刻です。

 

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港に戻ると日に数本の路線バスが止まっていました。

このタイプも都心じゃ見なくなりました。

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フェリーは既に到着済み。乗船も始まっていました。

歩行者は一旦フェリーターミナルの建物に入って、中の改札をくぐってボーディングブリッジから乗船します。

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金谷と久里浜では乗下船口が固定のようです。

降りるときはここから。

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船は4層構造になっていて、下から車両甲板→客室(一部車両甲板)→客室→デッキという感じ。乗り込んでからそのままデッキまで上がります。

既に三浦半島が目前です。近いな、おい。

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お尻?のほうには鋸山。数年前に社員旅行で登っているので今回はスルー。

久里浜から来たら来たで「南房総 金谷」の看板をくぐって向こうに鋸山、というシチュエーションはなかなかテンション上がりますねこれ。

ちなみにデッキには観光船のようにテーブルと椅子が並んでいて、気候が良い時期ならば客室に入らないでここで潮風を楽しむなんてことも可能です。

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上の客室。後方はソファ席。

中央部には売店があって飲み物やお菓子のほか、三浦と房総双方のみやげ物などを購入可能。

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前方は一般的な椅子席。

そんなに人が乗っている印象はなかったのですが、それでも最前列は人気の席。すっかり埋まっていました。

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乗ったのはかなや丸のほう。これとしらはま丸という船で運航されています。

席に座っていても良かったのですが、せっかくなのでデッキへ。

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基本的に久里浜と金谷で同時刻出航なので、概ね航路の真ん中あたりで久里浜からの便とスライドします。

対向の船、久里浜発電所とそこから延びる送電線、さらにその向こうに富士山が。

もうちょっと天気が良ければなぁ。

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進行方向の反対側には第一海堡?よーく見ると奥にスカイツリーが見えますね。

あと羽田の管制塔?らしきものも。

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しらはま丸とスライド。

船体にでかでかとチーバくんが描いてありますね。

…肝心の金谷は見えませんけど。

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そして30分そこそこで見慣れた久里浜の港が目前に。花の国の看板も見えますね。

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無骨なボーディングブリッジと歩行者用通路。降りるときはここを通ります。

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そして接岸。

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しっかりと繋がれました。無事に久里浜港に到着です。

船内でも到着の案内放送が流れたので、名残惜しいですがぼちぼち下船しましょう。

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というか、そもそも乗船時間が40分ですからね。あっという間ですよ。

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「上の」車両甲板。ラインは二輪車向け?

一応、セダンぐらいのサイズの乗用車を載せることができるようです。

ここまで満載になったことも過去にはあったのかもしれませんね。

今は虚無の空間。

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人間は右上のブリッジを渡ってフェリーターミナルの二階に出ます。

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お世話になりましたかなや丸

本当に景色を楽しみ、スライドする船を眺めたりしているとあっという間の40分でした。

なかなか機会が無いかもしれませんが、電車でもクルマでも非日常感を味わうには最高の東京迂回ルートだと思いますよ(そもそも迂回が非日常ですけど)。

 

なお、気をつけておきたいのはここから久里浜駅へ向かうバスですが、特に船と連絡しているわけではないので地味に待たされることがあります。

このときもそこそこのロスタイムがあって正直歩いたほうが早いんじゃないかとも思ったのですが、そうすると連絡乗車券のバス代が勿体無いので大人しく待ちました。

 

 

と、ここまで長々と「東京を通らずに千葉から神奈川へ向かう」方法を書いてきましたが(いやこんなに長くするつもりは無かった)、とりあえず東京湾を横断できればOK、ということです。

ちなみに陸路で行こうとすると、クルマなら秩父から雁坂トンネルを抜けて山梨県に出て、国道20号で東へ向かえば相模湖=神奈川県に出られますが、そのまま東へ向かい続けると東京都に入ってしまうので相模川に沿って南下する必要があります。

公共交通だと…北陸新幹線佐久平小海線小淵沢→中央線で相模湖、でしょうかね。

一応、そこからバスを乗り継いでさらに橋本に出られるようですが。

あと、クルマで埼玉から千葉経由で東京湾横断する場合は注意があって、大体埼玉県内からだと外環で千葉に出るのが一番楽なのですが、実は一瞬だけ東京都を通過している(金町あたり)ので、そこだけ上手いこと回避してください。

オタクが新婚旅行でフィンランド行く話〜めぐるヘルシンキ・最後の一日〜

おはようございます。最終日を迎えました。

今日は17時20分にヴァンター空港を発つ以外の予定がありません。

午前中がオールフリーはサーリセルカの3日目以来。逆に今までどんだけ予定詰め込んでいたんだという話ですが。

そんなわけでちょっと寝坊気味に起きて(といっても7時過ぎには起きてましたが)、朝食を摂って最終日にして一番ゆっくり出発。

 

今日は特に予定という予定もないものの、やることはあります。

日本人ならではの風習なのか何なのか分かりませんが「お土産を買う」。

まぁ国内旅行であってもお土産選びは嫌いではないので、旅行のイベントのひとつみたいなもんです。

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info.stockmann.com

そんなわけでやってきました、ヘルシンキ屈指の百貨店「STOCKMANN」。

屈指というかほかに百貨店形式の店舗が存在するのか知りませんが。

フロア構成は日本のデパートと似たような感じ。

地下に食品フロア(スーパー)があるところなんてまさしくです。

地下に行く前に中層階にある日用品フロアへ行き、イッタラカップなんかを物色して、妻がお世話になった方へのお礼の品を購入。

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写真が横になってしまった…。

フロア間の移動はエレベーターもあったはずですが、ここはエスカレーターで。

日本ではエスカレーターといえば三菱か日立か東芝かはたまたオーチスかといったところですがここはKONEというメーカー。

www.kone.com

フィンランドの名門輸送機メーカーで、日本では東芝エレベータ資本提携しているようです。

オタクなのでこういうところもしっかりチェック。

よく乗り物オタクの好きな乗り物三種は「電車・バス・エレベーター」と言いますしね(言わない)。

 

地下の食品フロアはデパ地下、というか高級スーパーが入っているといった感じです。

もちろん、免税も効くので安心して纏め買いできます。

ここでは主にチョコレートと酒を購入しました。

www.fazer.com

フィンランドのチョコレートといえばFazerです。

お土産品としても人気ですし、普通にフィンランドの人も食べています。

青いパッケージのものが標準ですが、味的にもネタ的にもお勧めなのはピンクのパッケージのもの。名前はGeisha。

普通のものもちょうど良い甘さが良いのですが、Geishaはアーモンドがアクセントになっていてより美味しい。

ちなみに名前の由来は僕も「?」だったのですが、こちらのサイトに答えがありました。なるほど納得。

FAZER ファツェルについて

お酒のほうはロヴァニエミで飲んだロンケロ。

なんだかんだで二人分で結構な量になって、レジ通すのに時間は掛かるし免税品として品物を封緘するのにもえらい大変そうでした。もちろんこの後持ち歩くことになる我々も大変でしたが。

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ひとまずやるべきことは済んだので買い物の荷物は預けて、街をぶらぶら。

 

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昨日も施設の開館時間まで時間があったときに街をぶらぶら歩きましたが、美しい建物が多くて写真撮っているだけでも楽しい。

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そして絵になる。

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正直、写真撮っているだけで一日潰れると思うぐらいには素敵です。

駅を中心に大聖堂あたりまでは色々なショップが出ていたり、ショッピングセンターもあったりでウインドウショッピングを楽しむのにも最適。

感覚的には銀座歩くようなものです。徒歩圏内に欲しいものが揃っている。

ブラブラ歩くのが楽しい街、ヘルシンキ

ショッピングセンターにあったムーミンショップに行ったり。

郵便局でポストカード買ったり。

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お昼ごはんにFazerのカフェでケーキ食べたり。

(お昼がケーキでいいのか、という話は置いといて)

手前は確かキャラメル系のケーキで奥はチョコレート。

しっかり甘いけどイヤな甘さでは無く。

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デザートにRobert's Coffeeでアイス食べたり。

フィンランドの人はアイスが大好き、とはよく言われますが成る程美味しいアイスでした。

真冬でも美味しいんだから夏ならもっと美味しく感じるんだろうなぁ。

 

時間は14時前。まだまだ時間はあるもののぼちぼち空港へ。

その前に…。

 

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僕「えっ?ヘルシンキ駅で電車撮ってもいいのか?」

妻「あぁ…好きなだけ撮れ」

妻「ベントリーノもいるぞ…」

…という遣り取りはもちろんありませんでしたし、その後なにかの訓練もありませんでしたが時間を貰って日中の撮影をしました。

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全然気付きませんでしたが、中央のトリコロールカラーの車両はともかく、手前の車両もベントリーノだったんですね…。

中央の車両はロシア直通列車だそうです。 

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やっぱりちゃんと調べておくべきでしたね。せいぜい今wikipediaで分かったことぐらいは事前に調べられたのに…。

 

あんまり待たせるわけにもいかないのでサクッと撮らせて貰ったところで、ぼちぼちこの街とお別れする時間が近付いてまいりました。

空港まではバスで30分ぐらいですが、空港に着いたら免税の手続きをして荷物を預けて出国手続きをして…と色々時間が掛かるし、特にこの免税という成田の出国にはない手続きがあるので早めに行っておく必要があります。

空港連絡バスの乗り場は駅の向かって左脇。

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青空のヘルシンキに見送られて空港へ。

しっかしなんで最終日に晴れるんですかねぇ…。

 

今回、空港へはフィンエアーシティバスを利用。

そもそもパックに付いてきたからという理由で使いましたが、駅前から空港ターミナルまでダイレクト。

分かりやすいし便利だし30分毎の運行で本数もあるので一番無難な移動方法です。

それ以外にも近郊電車で行く方法と一般路線バスで行く方法もあるようですので、趣味と実益を考慮して選択すると良いでしょう(?)。

 

バスはしばらく街の中を走って右へ左へと進んでいったと思ったら高速道路へ。

ただ、高速に乗ったらそこからは早くて時間通りに、そしてあっという間に一週間ぶりのヴァンター空港に到着しました。

後は帰るだけ…なのですが、その帰るためにやることが色々。

オタクが新婚旅行でフィンランド行く話〜めぐるヘルシンキ・最後の晩餐〜

スオメンリンナを堪能してヘルシンキに戻ってきました。

時間も夕方。ロッカーに預けた荷物を取りに駅へ。

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何故か駅前に馬車がいました。ずいぶんもふもふなお馬さんですね。

駅は早朝と比べると当然人が増えています。帰宅ラッシュにもなるような時間ですし。

駅に入るには自動ドアなどなく、手で扉を開かないといけないのですが、みんなちゃんと後ろの人や向かってくる人のために手で扉を押さえていました。みんな紳士ですね。

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駅に入ると、朝は気付かなかった鉄道模型を発見。

何のアピールなんだ?と思ったらそばに鉄道博物館のパンフレットが。

こんなのあったんですね。事前情報があれば訪問先のひとつに挙げてもよかったかも(妻に嫌がれそうですが)。

rautatiemuseo.fi

…と思って今更ながら調べてみたらヘルシンキから結構遠いですね。

公式だと近郊電車で40分とあります。

 

鉄道博物館は置いといて。

荷物を引き取って駅前電停へ。

ヘルシンキ駅前から3系統に乗ってUrheilutaloという電停で降りて目の前が今宵の宿です。

www.scandichotels.com

やっぱり泊まった時からリブランドされてる…。こんな綺麗だったっけ。

時間は17時半ぐらい。明日のこの時間には機上の人。

即ち今夜がフィンランドでの最後の夜となります。

そういえばフィンランド到着からオーロラ鑑賞だの夜行列車だので毎夜何かしらの予定がありましたが、最後の最後は何も無い。

「じゃあ夕飯はゆっくり食べに行こう」となったものの、別にそれまでやることがあるかと言われると無いこともないけどこれ以上どこかに出かける体力的な余裕がない。

そこでふと思い出す。そういえばフィンランドに来ているのにサウナに入ってない!

というのも、泊まったホテルは全てサウナがあったのですがイマイチ使い方が分からず避けてしまっていたのでした。

今回泊まったホテルは案内がちゃんと出ていて英語の案内を必死に解読すると男女時間入替制なことが分かり、今は女性の時間で一時間もしないうちに男性に切り替わるようです。

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フィンランドでは中級レベルのホテルは大体サウナが付いている模様。

日本で言うところの大浴場レベル?いや、それより普及しているかも…。

ホテルによってサウナがあるフロアはバラバラで、ヘルシンキのホテルは確か最上階に。

ロヴァニエミのホテルは地下だったと思います。

サーリセルカの一泊目は一階。

ただ、泊まったホテルで共通していたのは上記のとおり、「男女別」ではなく「男女入替制」を採用しているという点です。

利用の際は性別の利用時間をよく確認の上、「キャー!の○太さんのエッチ!」の危険を回避してください。

時間は、部屋備え付けの案内やサウナルームの入り口に出ています。

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なんとなくいける、と分かればチャレンジあるのみ。時間も迫っていたので、妻が急いでサウナへ向かい、僕はゆっくり準備を整えます。

入替時間ギリギリで妻が戻ってきました。「使い方は問題ない」とのことだったので、続けて僕もチャレンジに。

 

サウナルームは、入るとまず脱衣所。ここは大浴場と共通です。

お風呂以上に高温になるので念のため指輪も外しておきます。

脱衣所を出ると続いてあるのはシャワー。ここで汚れを落とします。サウナを出た後に冷水を浴びるのもここで。

身体が綺麗になったところでさぁサウナへ。

ガラスの扉を開けると、3畳ぐらいの木で囲まれた部屋。隅にサウナストーブ。

3人も入ればいっぱいになるような狭さですが、ちゃんと水を掛けて蒸気を出すようになっています。

そしてなにより驚いたのは「息苦しくない」ということ。

あんまりサウナに積極的にならなかったのは日本のサウナの息苦しさが苦手だったから、というのが主な原因だったのですが、ここはそれが無い。

じんわり汗をかくのはサウナなのに辛くない!これならもっと早くチャレンジすればよかった。

いける、と分かって楽しくなって数分、フィンランド人が入ってきました。

「どっから来たの?」「日本」と拙い英語で少々会話。彼は仕事で泊まっているそうです。

で、アジア人に興味深々だったのか色々聞かれたのだが質問の中身が分からん上に分かっても回答の仕方が分からない。

相手「お前、小学校からやり直してこいやwwwww」(←これは分かった)

僕「せやなwwwwwwww」

見事に日本人の英語レベルを落としてきました()

そんなに長く入っていたわけではないのですが、サウナを出て冷水シャワーを浴びて服を着ると身体の芯から暖かい。

最近流行の「ととのう」は分からなかったのですが、気持ちが良いことは分かりました。

そしてサウナ上がりの程よい喉の渇き。あ、これビール美味いやつだ…。

風呂上がりかサウナ上がりかの差はあるものの、「上がった後のビールの美味さ」の理解度で日本人とフィンランド人仲良くなれると思う…。

 

さて、いい具合にお腹も空いて喉も渇いたので食事に行きましょう。

3系統で電停3つ。Kaisaniemenpuistoで降りて東へ歩いて5分のところにお店はありました。

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www.kolmekruunua.fi

なんかガイドブックだと要予約、って書いてあるけど大丈夫?と思いながら行きましたが、予約なしでも入れました。時間も21時近かったですし。

ここにした理由は妻の選択だったのですが、伝統的フィンランド料理が食べられるという点や日本語メニューがあるというところが良かったです。

店内も落ち着いた雰囲気で、テーブルにクロスが掛かっているような「ちゃんとした」お店でしたが、値段もそんなに高くない(HPにメニュー表あり)。

まずはビールで乾杯。サウナ後、ここまで水分補給を我慢していた甲斐がありました。うまい!

そして注文した料理はこちら。

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ロールキャベツとミートボール。

ロールキャベツはともかく、ミートボールは日本のお弁当でよく見るやつの数倍の大きさ。ほとんどげんこつハンバーグです。

もちろんどちらも美味しかったです。内容が内容なので日本人の口にも合いますね。

脇についているベリーをつけて食べてもさっぱりして美味しいですよ。

一皿がそこそこ量があるので、これに追加でビール飲んで満足。

お店を後にしてホテルへ戻ります。

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しかしヘルシンキトラムは本数が半端なく多い上に運行時間帯も長いので夜の外出でもホント助かります。

さぁホテルへ帰ればあとは寝るだけ。そしてとうとうフィンランド最終日を迎えます。

 

 

おまけ。

最後の夜ぐらい、のんびり部屋飲みしたいなぁと思いながらキオスキ入ったらお酒が買えない。

この旅行中案外「お酒を飲む」機会が無かったため、夜間販売が止められているの忘れていました。

かといってさらにバーなんて入る度胸もないので大人しく部屋に帰りましたが、分かっていたら事前に買うなりなんなりしたんだけどなぁ、という旅行中のくだらない後悔。

日本のシルクロードを辿ったのを思い出した

実はフィンランド話を無事に書き終えまして。

一応、話のストックということにしてあるので全てを公開するのはまだ先になりそうです。

 

で、次のネタのために色々過去の写真を見返していて、「そういえばこんなことやったな」というちょっとしたネタを発見したのでそれを出してみようと思います。

 

撮影記録から出かけたのは2012年の6月。

諸事情でこの年の5月が異常な忙しさで、それが終わって落ち着いたころです。

この一週間後に奈々様の島根ライブに行ってます。

このときやったのは、横浜→八王子→高麗川→高崎→下仁田という移動。

かつて富岡製糸場で作られた生糸を横浜港まで運搬するために作られたという八高線横浜線を輸出ルートと逆に辿っていくというものです。

単純に八高線上信電鉄に乗ったことが無かったというだけの話ですが。

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最初は横浜線

たしか快速に時間が合わなかったので各停でえっちらおっちら東神奈川から八王子へ向かった記憶があります。

この頃はまだ205系でした。

ていうか運転士さんめっちゃ写りこんでしまって申し訳ない…。

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逆に中央線てもう233だったんでしたね。

未だに新型、っていうイメージが抜けません。

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DE10も貨物がいるところならばどこでも見かけましたが、徐々に置き換わっているようで。

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横浜線から八高線に乗り換え。209です。

何気に八高線は拝島と八王子の間だけはこの10年ぐらい前に乗ったことがあったのですが、そのときはまだ103系の3000番台が走っていました。

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川越行きですが、途中の高麗川で乗り換えます。

電車が来るし通勤場所しだいでは都内への通勤も可能なエリアではありますが、山も迫ってきて落ち着いた雰囲気になってきます。

そもそも高麗川は行政区分では「市」なんですけど(日高市)。

都心へは川越へ出て東上線が無難かな?

ここからは非電化なので気動車のキハ110です。

キハ110は窓が開かないので好きではない、という人もいるようですが、僕自身は初めての単独ローカル線ロングランが水郡線でこの形式だったこともあって、むしろ思い出深くて好きなクルマです。居住性も悪くないですし。

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八高線のいいところは、埼玉県でしかも都心からそこまで離れずにディーゼルカーの音を聞きながらこのボックスシートでこの車窓が眺められるところですね。

都心から近いディーゼルカーといえば小湊が最近人気ですが、それとはまた違うよさがあるかと(実は小湊の列車は乗ったこと無いんですけどね…)。

関東平野の終わりのほうで、平野らしさと山の近さを両方味わえる。

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1時間40分ぐらいで終点の高崎に到着。

運転台側の窓に映りこむ211系も当時の高崎らしさ。

そして右のJK三人組もとっくに成人して今はすっかり社会人でしょうか。

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上信電鉄へ向かっている途中でしょうか。こんなのを撮っていました。

183系も今思うとながらだったりホリデー快速だったりと、ことあるごとに乗っていたような気がしますが、無くなるときはあっという間でしたね。

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ここから上信電鉄に乗り換えます。

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子供の頃は「自社発注する体力のある地方私鉄」というイメージで、そのイメージの中心が左から二番目に半分だけ写っている車両。一般的には奥に写るデキで有名ですが。

そして今はまさかのJRの107系が。

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乗ったのは元西武。

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シルクロードを辿る」意味ではここで降りるのが正解なのでしょうが、僕の目的は乗り潰しなのでこのまま終点の下仁田まで行きます。

富岡製糸場自体はこの数年後に社員旅行で行っているのでまぁいいでしょ?

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車内からギリギリ「デキっぽい公衆トイレ」を撮ってました。

 

ところで、上信電鉄の路線は高崎郊外から富岡を抜けてネギとこんにゃくのふるさと下仁田に至る路線ですが、どういった利用者がいるのかというと、

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こんな感じです()

まぁド平日の昼下がり、富岡を過ぎた後の後部車両(ワンマン運転の2両編成だと1両目でしか乗り降りできないので2両目に行く人が少ない)なので誰も乗っていない感じに見えますが、実際にはパラパラと人は乗っていました。

この数年後に再び乗ったときは週末だったこともあって観光客っぽい人がもうちょっと乗っていたかもしれない。

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徐々に山に近付いているようです。川沿いを走っていたようですね。記憶に無い()

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いかにも昭和の電車の運転台、という雰囲気が素敵です。

そこにワンマン機器が足されて上信仕様にカスタマイズされています。

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人がいなさすぎてこんなことして遊んでいました。

この頃はねんどろいどを連れていろいろ写真撮っていましたねそういえば。

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ところでこれを撮っていたのは駅ではなく信号所だったみたいです。

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西武のクルマはよく地方に譲渡されている車両ですが、個人的には好きです。20mなのに3ドアなところとかこの長いロングシートとか手すりの感じとかちゃんと戸袋窓があるから明るい車内とか、この雰囲気が。

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一時間掛かったようです。無事に終点下仁田に到着しました。

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下仁田では名物のソースカツどんを食べたわけではなく、駅の周辺をふらふらして終わったようです。

特に目的もなく駅の周りをふらふらしてこうして神社見つけたりするは好きです。

なかなか最近はそういう機会もなく、ちょっと懐かしく思います。

なお、ソースカツどんはこの次に来たときにちゃんと食べました。美味しかったです。

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帰りは銀河鉄道ラッピングでした。

ホームを見ていただくと分かりますが、通学需要はそこそこあります。沿線に高校だけでなく大学もありますしね。

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僅か8年前なのですが、どちらもすっかり過去の車両となってしまった感じがあります。

流石に上野口からは撤退していましたが、まだ高崎まで来れば普通に走っていたんですよね115系

そしてその隣に写る107系がまさかさっき乗ってきた上信電鉄に移るなんてこのときは思いもしませんでした…。

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帰りは夏らしくなってきた夕暮れのなか、特急で一杯やりながら帰ったようです。

たしかこのときの帰り道には選択肢が4つあって、

①新幹線

②在来線特急(草津だったかな?)

普通列車グリーン

④高速バス

だったのですが、①は早いのはありがたいが(前述のとおりライブの遠征を控えていたので)懐につらい、③は面白みがない、④は時間が読めないということで②の特急になった記憶。

一番早いのは新幹線なのは当然として、東京到着時間的にも②より③の方が早かったのですが単純に「速い電車に乗りたい(但し新幹線はちょっと)」という理由だった気がします。

高崎からだと特急料金もそんなに高くないですしね。

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上野の地上ホームに着いてシルクロードの旅は終了。

185系もとうとう置き換えが始まって、散々見てきたこの光景も過去のものとなりそうです。

 

 

このお出かけのときは特に深いこと考えないで回って、「まぁこんなもんか」とそんなに深く印象に残したものでもなかったのですが、こうして時間が経ってふと写真を眺めていたら「あぁ、懐かしい」と思えてきました。

またこうして気軽にお出かけができる日が来ることを願って。

ちなみに思い出深い旅は、今でも思い返すことが多いのですが、想いが深すぎて正直「どうやってブログに上げよう…」と悩んでいます()

オタクが新婚旅行でフィンランド行く話〜めぐるヘルシンキ・ついに海を渡る〜

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また海沿いに戻ってきました。朝からこの電停周辺来るの何度目でしょうか。

次の目的地、スオメンリンナは要塞の島。船で渡ります。

で、その船の乗り場がこの近くというわけです。

 

乗り場に向かうと出航直前。写真を撮る間もなく乗り込みます。

運賃は1日券で乗れるので不要。この船もヘルシンキ交通局が運営しているのです。

 

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港を離れていざ島へ。

さっき陸から見たストックホルム行きの船を海から。

横付けしている船はタグボート?それにしちゃでかい気がする。

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海面は「凍結」までいかなくても流氷でいっぱい。

そんだけ寒いってことなんでしょうね…。

船はこんなに氷当たって大丈夫なんでしょうか。

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船内にはこれから行くスオメンリンナの地図が。

ひとつの島ではなくいくつもの島によって構成されていることが分かります。

とはいえ、観光地として実際に上陸するのは中央のいろいろ書いてある大きな二つの島。

乗っている船は北側の港に着きますが、夏季の臨時便だと南端からの発着があるそうです。

北で降りて南に歩いて南から本土に戻れれば効率的なんですが、残念ながらこの時期は運行が無いので大人しく島内を往復します。

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15分ぐらいで到着。スオメンリンナ

フィンランドスオミ)の城(リンナ)でスオメンリンナ、だそうです。

それこそ270年ぐらい前から軍事施設として使われて、国が変わってもやっぱり軍事施設。

そら首都の手前におあつらえ向きに島があればそうなるよなぁと。東京も猿島とかあるし。

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乗ってきた船。

雰囲気としては瀬戸内海の本土と島を結ぶフェリーに近い。

それにしても冬だというのに結構人が乗ってました。

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島としてはそこそこの大きさがあって、何気に普通に人が住んでいます。

フェリーを交通局が運営しているのもそう考えれば納得。

人は住んでいても商店は1軒ぐらいしかないのでちょっとした買い物ぐらいならともかく、それなりの買い物をするためには海を渡らないといけません。

まぁ船は本数あるし運賃も安いしバスで街に出る感覚で海を渡っているんでしょうかね。

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島に上陸して最初に現れる建物のひとつ、スオメンリンナ教会。

一時的にロシア正教だったことがあるそうですが、現在はルーテル派。

したがって雰囲気は大聖堂に近いです。

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島内の建物は基本的に石とレンガ積み。

3枚の写真のうち上2枚はなんか意図を持って建物を撮ったはずなんだが…なんだっけ。

2枚目はたしか図書館だった。

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一般に観光向けの「スオメンリンナ」は実際には二つの島で構成されていて、北から行くと二つ目の島へ繋がる橋が掛かっている手前にビジターセンターがあります。

そこでは映像による解説や資料の展示があるので、ひとまず訪問するのが良いかと。

映像資料は日本語ガイドもあるので安心です。

そういえば入館料と引き換えに併設のカフェのコーヒー券くれたので実質入館料無料でした。

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簡単に歴史を学んだところで橋を渡りさらに南へ。

ここから先は本格的に軍事施設跡になっていきます。

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この島が凄いのは世界遺産なのに「よほどのところでない限りは基本的に自由」という点。

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倉庫のような場所とか

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雪に埋もれかかっている穴とかも入り放題。

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ただの明り取りの穴なのか?

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ここも入れます。頭上注意。

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扉が外されていたり。

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こんな南禅寺っぽい絵も撮れます。

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いろんなところに入ることはできるんですが、まぁそこは所謂「自己責任」というやつです。

積極的に危険行動に出なければ特に危険な場所ではないのですが、まぁ気をつけてください。

 

さらに南を目指し歩いていると。

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おっ?これはドライドック。

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奥にそびえるはガントリークレーン?

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雪に埋もれたドライドックを一望。

特に今は軍用というわけではなさそうです。

規模としては大きくはありませんが、ちゃんとしたドック。

どうしてもオタクなのでこういうのを見てしまうとテンションがあがってしまう。

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ドックからさらに10分ぐらい歩くと南端にたどり着きます。

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南端、即ち最前線。

大砲が南を向いて並んでいました。

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小高い丘になっているので遠くまで見通せます。

かつては向こうの方から軍艦が来てそれに対抗するために先ほどの大砲を活用していたんでしょうね。

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要塞感が満載で、丘と建物が一体化しています。

写真を撮っているところもそんな感じのところで、ご覧のとおり建物の2階か3階ぐらいの高さがあります。

このまま降りられそうにも見えますが、ただでさえ雪が積もっているのにかなりの傾斜があって、現実的な選択肢ではなさそうでした。

ちゃんと階段やスロープが整備されているのでそっちを使いましょう。

自己責任とはそういうことです。

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さっきの写真だと別の島が写りこんでしまっていましたが、実際水平線まで見通せるぐらいのところもあります。

こっちの方が最前線っぽいですね。

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そうそう、ここも穴に入り放題。

こんなところでかくれんぼやったら永久に終わりません。

廃墟、というわけではないですが廃墟好きな人は時間があっという間に過ぎるかと。僕は過ぎました()

遺構を眺めながら当時に思いを馳せていると時間なんてあっという間ですよ。

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そんな思いは馳せていない妻をいつまでもここに立たせるわけにはいかないので先に進みます。

門が見えてきました。ある意味、この島の観光における最終目的地です。

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門の向こうも海。

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海側から見るとよくアニメとかで見るやつでした(外からの侵入を防ぐために鎖を引っ張って門を閉めるやつ)。

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キングスゲートというそうです。

記載は英語ではないので分かりませんが。

位置的にも一番攻めて来やすいところなのでしょう。

敢えて門を作ってそこで集中的に跳ね返す、という発想もありますね。

碑の両サイドに見える穴からは攻撃するためのものでしょうか。

日本の城も穴から鉄砲撃ってましたけど。

そうやって考えると城の基本的な発想というのは日本も西洋もあんまり変わらないような気が。

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全体像はこんな感じ。

冬は雪に埋もれていますが、夏は先ほどの大砲のところを含めて緑に覆われて美しいそうです。

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これで島めぐりはおしまい。港に戻ります。

途中のこの道も攻められたときに進撃しづらくするための構造なんでしょうか。

 

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帰りは若干行きと違うルートを通りつつも立ち寄りスポットも無かったので港に戻ってくるまで30分も掛かりませんでした。

船の時間までは、島内で営業していた数少ないお店を冷やかしたり案内所の展示を眺めたりして過ごしていました。

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出航時間前に外で待っていると向こうからフェリーが到着。

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行きは撮ってる余裕無かったですけどこんな船です。

一応、屋内客室もあります、というか往路は屋内にいました。寒いし。

そこそこの人数が乗ることができますが、人の増える夏だと積み残したりしそうですね。

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3時間ほどの滞在でスオメンリンナを後にします。

個人的には遺構とか好きなのもあるし、写真撮ってると絵になるし満足しました。

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帰りは甲板で景色を楽しみながら。

風が思いっきり来るので寒いですけど、往路か復路、どっちかは外にいた方が楽しいですよ(もちろん風邪引かないように気をつけて)。

景色を眺めてると、島が点在する狭い湾内ですが船はそれなりに行き来していたように思います。

きっと大型コンテナなんかはもっと広い港で荷役しているんでしょうけど。

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 ヘルシンキに戻ってまいりました。

時刻は16時半。流石にいい時間なので、一旦駅へ戻って荷物を取って、今夜の宿へ向かいます。

 

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スオメンリンナですが、今回立ち寄ったのはせいぜいビジターセンターとちょっとしたスーパーぐらいで後は実質遺構めぐりでした。

というのも、全力で遺構めぐりがしたかったわけではなく単純に「冬は何もやっていない」のです。

島内には潜水艦をそのまま使った資料館やスオメンリンナが活躍した戦争を扱った博物館など見所満載なのですが、そのいずれもが冬季休業。

なんならカフェやレストランも閉まっています。

夏は観光地としてもそうですが、海のリゾート的な使われ方もして人が集まるそうで、それと比べると冬はかなり静かな様子。

逆に言えば人が少ない環境で写真は撮りやすいし、静かだし、雪に覆われて綺麗だしで楽しむことはできます。

オーロラ絡みのツアーではヘルシンキの滞在時間が1日から2日のケースが多く、そうすると「めぐるところを絞らないといけない」ことになる上、このスオメンリンナのように冬は閉まっていたり規模が縮小したりしている施設も多いので、周りたい所の優先順位はしっかり定めておきたいところです。