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鉄道、アニメの舞台探訪、ライブの遠征…偏った旅

オタクが新婚旅行でフィンランド行く話〜やっぱりフィンランドがいい理由〜

無事に6泊8日の行程を終えて帰国した僕ら。

行程を金曜着にしたおかげで、週末に体力の回復とお土産の配布ができたので日程はうまく作れたと思います。

 

無事に帰ってこられたことで「やっぱりフィンランドに行って良かった」と思うことになるのですが、その理由をいくつか挙げていきたいと思います。

 

  • 欧州最速

成田からヘルシンキまで片道10時間弱。

どこも(一部を除いて)概ね12時間は掛かる日欧航路においては最速・最短で、いつぞやのフィンエアーのキャッチコピーに偽りなしです。

10時間も12時間もそのぐらいまでいくと大差ないのでは、と感じますが、その12時間フライトを体験した人に「ヘルシンキは10時間掛からない」というと、軒並み「えっ、早くない?」という反応がありました。

この二時間の差が身体の負担にはそこそこ影響があるようです。

日本から13時間ほど掛かる西欧への直行便に乗った人が「このぐらいまで来ると直行するより時間が掛かっても乗り継いだほうが身体を休めさせられて楽だ」という話をしていたこともありますし。

ついでに三大都市からデイリー以上の運航がある上に、福岡(夏季ダイヤ)と新千歳から便があるので国内の乗り継ぎが不要なのも強いです。

 

  • 最低限の英語が理解できればOK

フィンランド公用語フィンランド語ですが、周知のとおり国民の教育レベルが高いので大体どんな人と話しても英語が通じます。しかも片言日本人英語でも。

旅行中はよほどでない限り、難しい要求をすることも無いからどうにかなるというのもありますが。

全く話ができなかったのはケミの駅にいた清掃のおばちゃんぐらい(これも単に僕の英語が通じなかっただけの可能性が高い)で、あとは大体通じたし、ちゃんとレスポンスもありました。

あと、日本人が行きそうなところは日本語があるのも強み。

サーリセルカやロヴァニエミのオーロラやトナカイは日本人が案内してくれましたし、日本語メニューのあるレストランもそれなりにありました。

まぁ、サウナで英語できなさ過ぎて「小学校からやり直せ」と言われたので話せるに越したことは無いですが()

あと挨拶とか簡単な単語ぐらいは地元の言葉を覚えていきましょう。

 

  • 治安の良さ

もともと治安の良いといわれる北欧でも特に良いとされています。

実際、人の少ないラップランドはともかくヘルシンキでも「やべぇなこいつ明らかにク◯リやってんだろ」みたいな人は一人ぐらいしか見掛けず、夜に出歩いていても絡まれたり襲われたりする心配もありませんでした。

なによりその安全性の証明が「ホテルの朝食会場の入場がフリー」という点。

日本でも会場に入るのに朝食券が必要になりますが、フィンランドのホテルではそれすらありませんでした。

一応、レストランの入り口にロック式の扉とルームキーの読み取り機があったりしましたが、稼動しているところは見掛けず。

これがラップランドならまだしもヘルシンキのホテルでも入場フリーだったのが凄い。

とはいえ、日本でも起こりえるようなレベルの犯罪は当然生じる可能性はあるので、一般的な防犯対策(貴重品は身につける、スリ・置き引きに気をつける)は必要ですが。

 

  • 一度で見るには適度な見所の量

ある人は「フィンランドは見るところが少ない」と言っていましたが、実際回ってみると「いや、見所あるやんけ」となりました。

結局のところ「何が見たいか」「どこまで見たいか」によります。

しかし、今回の6泊8日ルートがオーロラ見られてラップランドを楽しんでヘルシンキもちょっと味わえてという意味ではちょうど良かったです。

むしろ二回目のフィンランドを楽しみたくなるちょうどいい加減だったかもしれません。

そもそもオーロラ目的の冬と純粋な観光目的の夏では見るべきポイントも全然違うので、どちらにしても一度では終わらない。

日本だって真夏と真冬では行くべきポイントは違うでしょ?

で、そのポイントの量が適量で一回行っただけでも「満喫した」感はあるけど「また行きたい」「今度はあそこに行ってみたい」欲が湧いてくるのがフィンランドの良さ。

まぁその場所にハマると行きたいところが湧いてくるのは旅好きではいつものことなんだけども…。

 

  • なんだかんだで食事は美味い

旅立つ前に調べてたら「フィンランド 料理 まずい」というサジェストが出てきてマジか…となった記憶。

もともと寒冷地で作物の栽培が難しいとか、モノが採れないとかそういう理由があって保存食的な素材が多くてこれが「美味しくない」理由になっていたようです。

日本でも寒冷地だと美味しさは別にしても塩辛い料理が増えるのはありますね。

とはいえ、実際のところ現代社会においては作物の育成や保存の技術が上がっているし、必要なものは輸入という手段もある中で早々まずい料理が出てくることは無かったです。

むしろ、サーモンや肉系は脂の載りなんかを考えても素材的にも美味しかったし、調理としてもスープやサラダなど美味しいものは多かったです。

あとシナモンロールとかチョコレートとか。なんだ、美味しいもの結構あるじゃん。

確かに「フィンランド料理」と呼べるものはそんなにありませんでしたが、決して「まずい」ことは無かったです。

フィンランド独特の料理が少ない代わりに他国(特にイタリア)料理は多くて、それはそれで発達しているようです。

ケミで食べたイタリアンも美味しかったしね。

料理については別口でお話しする機会があれば。ホテルの朝食の画像上げてないですし。

※なお、「口に合わない」は完全に個人の主観なのでここでは無視します。

サルミアッキの話はしていません()

 

  • とりあえずなんでもクレジットカードが切れる

これも強いですね。

物価は消費税の影響で決して安くはないですが、たまの海外旅行で気にするレベルでは無かったです。お土産品は免税できますし、この免税のためにもクレカが使えないと困ってしまう。

そしてちょっとした買い物でキオスキに入ったときやファストフードで食事をするときも、だいたいどこでもクレジットカードが使えました。

しまいにはヘルシンキトラムの券売機でも使えるレベル。

日本だと少額の買い物でクレカ使うの躊躇われますが、向こうは誰でも幾らでもガンガンカード切っていたので気にするだけ損です。

最近は日本でもそうですが、基本サインレスでPINコード入力ですぐ終了。

現金より全然楽で、日本でキャッシュレスに慣れてしまっているとなおさらクレカ決済の方がいいです。

大金を両替する必要もなく、二人でせいぜい数万円分ぐらい替えておけばというレベル。それでも余りましたからね。

逆に現金を使わざるを得ない状況は、

①荷物預かりやタクシーの迎車を頼んだときのチップ

ヘルシンキ駅のロッカー

③その他どうしてもクレカが受け付けられなかった場所(パッとは思いつかないレベル)

ぐらいでしょうか。

なお、日本ではメインカードを穴飴にしている僕ですが、案の定アメックスは使えないところが多いのでアメックスやダイナースの人は必ずサブカードでVISAかMasterを持っていきましょう。JCB?問題外です。

あとは海外旅行だったらどこでもそうですが為替レートに注意。通貨はユーロなのでそんな旅行中に急激に変動することはないでしょうし、多少の上下を気にするほどの買い物をすることもないですけど。

 

まぁつらつらと書いてきましたが、何が言いたいかというと「またフィンランド行きたい!」ということです。

それだけ魅力がある、ということです。

行ったことある人もない人も、落ち着いたらフィンランドどうでしょう?