二次元交通社

鉄道、アニメの舞台探訪、ライブの遠征…偏った旅

島根よいとこ一度はおいで~ホテルか、旅館か~

正直に言います。

更新が滞っているのは例によってトレーナー業に手を出してしまったからです…。

そんなわけで異常に時間が掛かっていますが、お付き合いください。

とりあえず次の日の終盤までは書けた。

ウマ娘、面白いね!w

 

◯松江は水の都

八重垣神社からバスに乗り松江駅へ。

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ロッカーに預けていた荷物を引き取って再びバスに乗り。

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一畑電車の起点、松江しんじ湖温泉駅に到着。

 

松江は島根県の県庁所在地ですが、その市街地に温泉が湧いて小規模ながらも温泉街が形成されているちょっと珍しい街です。

www.shinjiko-onsen.jp

駅名にもなっている松江しんじ湖温泉ですが、開湯は1971年と割と最近。

まぁ、島根で温泉といえば圧倒的に玉造温泉が有名なので、せっかくの旅行ならばそちらに泊まるのが一般的なような気もします。

今回は、今日明日の移動手段が公共交通(それもフリーきっぷの使える一畑グループほか)に限られてしまっているので、動きやすい松江市内で泊まることにしました。

 

組合加盟の宿は8箇所あり、今回泊まったのはこちら。

www.ichibata.co.jp

ホテル一畑。

この旅の前半は一畑グループの世話になりっぱなしです。

そしてコロナ関係なしに休業してるじゃんw

 

泊まったときはホテルと旅館の折衷という感じの宿でした。

部屋は普通の和室と洋室両方あって、お風呂は大浴場。

ただ、都心のすぐそばなので館内には大きな宴会場とか会議室とかシティホテル的な面も。

まぁ旅行で泊まるにしても、ビジネスで使うにしても無難な感じでした。

 

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ちなみに実は温泉を引いているホテルはオフィシャルの8箇所以外にもありまして。

www.matsuecityhotel.jp

8年前に松江ライブの際に泊まったこちらのビジネスホテル。

大浴場はないけど、なんと客室のフツーのユニットバスにも温泉が引かれていて、ユニットバスなのに湯の花ができていたりします。

この街、旅の目的や同行者によって選択肢は色々ありそうです。

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今回、候補はほかに2箇所ぐらいあったのですが、ここになった決め手がこれ。

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オーシャンビューならぬレイクビュー。

部屋の立派さや食事つきの場合の食事なんかはほかの宿の方が良かったのですが、せっかく宍道湖が目の前にあるなら見えたほうがいいじゃん?

ちゃんと明るいうちに宿に入って泊まるときは結構眺望を気にしますね。

あと、ここだと温泉もあるし夕飯も出るし「旅館(じゃないけど)に泊まる」感は十分出るし。

なお写真は玉造温泉方向を向いています。

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こちらは市街地側。
ひときわ高い建物は山陰合同銀行、通称「ごうぎん」の本店。島根県で一番高い建物だそうです。

なにかと「田舎の筆頭」みたいな扱いの島根県ですが、松江の中心街はちゃんと「街」が形成されています。

その中心市街地も松江城をはじめとして観光地としても成立しているのですが、今回は時間が微妙に足りずにスルー。

次こそはそっちにも行きたいですね。松江ライブのときは、当日は時間が無いし翌日は7時前の特急で益田に行ってしまったし…。

 

このホテル、和室が湖側でシングルの洋室は反対側にあるようで。

まぁビジネス利用じゃ眺望は必要ないかもしれないですが、実はホテルの裏には一畑電車が(一区画向こうを)通っていまして。

つまり、部屋の位置次第ではトレインビューの可能性がありそうでした。

廊下からは見えたんですけど、果たして。

 

さて、部屋に落ち着いたのでいい加減お風呂へ…。

 

のはずが、荷物を置いて再度表へ出ます。

何故かって?

 

携帯の充電器忘れたからさ!!!!!!!

 

いやまぁ予備バッテリーあったとはいえ、むしろよくここまで持ったな。

別にその辺のコンビニでも売っていますが、今後も予備として使うことを考えると正規品じゃないのも微妙だし、調べたら歩いて10分ぐらいのところにショップがあったのでそこまで行きます。

途中、川沿いを歩いていたのですが、松江という街は川というか堀が張り巡らされているのだなと。

ショップで無事に購入して、せっかく表に出たし、ちょうど夕方だし、宍道湖の方へ行ってみることに。

 

matsue-bus.jp

ちょうどこんなバスがあって、夕方になると「夕日鑑賞バス」と称して通常経路を外れて夕日鑑賞スポットの夕日公園まで足を伸ばしてくれます。

時間もちょうど良く、松江しんじ湖温泉駅からバスに乗ることができました。

この路線は出雲パーフェクトチケット自体では乗ることができませんが、乗務員に提示すると有効日数分のレイクラインバス一日乗車券をもらえます。

運行自体はパーフェクトチケットが使える松江市交通局なのになんでそんな回りくどい扱いになっているのかは知りませんが、多分精算の関係なんじゃないかと…。

バスに乗り込むと席が全部埋まるぐらいの混み方。そこそこ知られているようです。

駅を出発すると宍道湖大橋を渡って湖沿いに南下、これまた夕日スポットで有名な島根県美術館を通って一路夕日公園へ。

…が、天気は悪くなかったのに見事日の沈むほうにだけ雲が出て夕日が見られそうになく。

結局バスを降りずにそのまま宍道湖大橋を渡ったところのバス停で降車してホテルへ帰りました。

この日は夕日の写真も撮れずに不完全燃焼といった感じ。

まぁ島根の海沿いに居る限りは夕日鑑賞はいくらでもできるので明日以降に期待しましょう。

 

この後はお風呂に入って夕食。

大浴場からも宍道湖を眺めることができました。

夕食はホテルのレストランが食事会場。地ビールを片手に宍道湖特産の白魚の卵とじなんかをいただきました。

明日はメインイベント?出雲大社へ。

島根よいとこ一度はおいで~ベタ踏みを超えて~

○ようやく島根へ

境港の駅に戻ってきました。次の目的地へ。

ここからバスに乗って松江へ向かいます。

と、その前に。駅前の観光案内所に寄らないと。

その街を回り終えてから観光案内所?という感じですが、この先のためにここで必要なものを買うのです。

www.san-in-tabi.net

それがこちらのきっぷ。

「山陰観光自由自在!」と大きく出ていますが、まぁ出雲地方とちょっとその周辺が使えるきっぷです。

とはいえ、このきっぷの恐ろしいのは値段と有効範囲のバランスがおかしいところ。

 

1.価格:大人4,000円(小児・大人障がい者半額)

2.有効期間:3日間

3.有効区間:つぎのとおり

一畑電車全線

一畑バス松江市交通局一般路線全線

出雲空港連絡バス全線

米子空港松江駅

 

なんとなく分かる人にはそのエリアの広さを理解していただけると思うのですが。

そして普通、空港連絡バスはフリーきっぷの対象区間とはならない。

もちろん、各地の観光施設では提示で割引などのサービスを受けられる。

今回の旅は、先に言ってしまうとこのエリアは2日間でざっくりとしか回っていないので実際には足が出たものの、出雲松江エリアを3日かけて回るのならば必須アイテムです。

あと単純にちょこちょこ乗って降りてでお金払ったりきっぷ買ったりが面倒。

 

境港は鳥取県ではあるものの、すぐ向こうは島根県

そもそも境港から船が出ている隠岐の島は島根県

そんなわけで県境を超えて松江までの直通バスが走っています。路線バス乗り継ぎの旅だったら大喜びするやつですね。

www.ichibata.co.jp

一応、「松江境港シャトルバス」という名前がついていて、コレとは別に隠岐へ向かう港への直通バスもあったりします。

しかしこの路線、ちょっとした問題がありまして。

普通の路線バスタイプと高速バスタイプの両方を使っているらしく。心情としてはやっぱり高速バスタイプに乗りたい。

で、いざ乗り場に行ってみたら…。

 

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いたのは高速バスタイプでした(写真は松江駅で撮影)。

まぁ乗車時間は40分ほどなので、普通の路線バスタイプでも座れればそこまで大変じゃないですけどね。

 

ルートとしては境港を出て一旦南下。

西へ向きを変えたら江島大橋を渡って江島・大根島を経由し、そのあとはまっすぐ松江市内を目指します。

で、この江島大橋っていうのが某クルマのCMで話題になった「ベタ踏み坂」。

なんか今は橋の袂に駐車場もあるらしいですね…。

この橋がなんでそんなに急な上り坂になっているかというと、橋が中海という海を跨いでいて、船を通過させるために高さを稼がないといけないんだけど渡った先が小島で緩やかに下っていると海にぶつかってしまう…ということ。

www.google.co.jp

↑これで位置関係見てもらったほうが早いかな?

実際通ってみると確かに急は急だけど、これより急な坂ってないこともないよな、という感想。

見た目のアレは圧縮効果によるところが大きいようです。

とはいえ、結構な高さまで登るので眺めは上々。中海を一望できます。

ついでにこの橋、普通に境港や米子空港松江市内を結ぶ最短ルートなので交通量はそこそこあるし、なんなら米子空港リムジンバスもここを通ります(初めて通ったときはリムジンバスだった)。

 

橋を渡って由志園を経由します。

www.yuushien.com

大根島の島内にあるこの施設は、日本庭園で有名だそうです。

僕らが乗っていたバスもこのバス停からそれなりの人数が乗ってきたぐらい。

島にこんなのがあるなんて知りませんでした。知っていたところで時間が無いので行けなかったとは思いますが…。

ここで松江からやってきた境港行きのバスとスライド。

向こうは一般路線バスタイプでした。

このままバスは再度中海を超えて松江市内に入り、ほぼ時間通りに松江駅前に到着。

 

…でこれを書いている最中に路線廃止の話が。

この時はそれなりの利用があったので大丈夫かと思っていたのですが。

 

 

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○松江はスタバがあるから強い(誰に対してとは言わない)

松江駅に着きました。山陰地方の主要高架駅はどこも似たような構造なのはなぜなのでしょう。

このままホテルへ向かっても良かったのですが、その前にもう一箇所。八重垣神社へ行きます。

ホテルは一畑電車のほうなのでホテルに行って荷物を置いてから、は非効率なので大きな荷物は駅のロッカーに預けます。

そしてバスの本数は無くはないのですが、ちょっと時間が空いてしまい。

コーヒー飲むには時間が足りないので例の如く妻は涼しい待合室へ。僕はロータリーへ。

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はい。バス撮ります。

松江市内はこの松江駅一畑電車松江しんじ湖温泉駅が主要バスターミナルとなっています。

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さっき乗ってきた松江境港シャトルと同型ですが、こちらは出雲空港リムジン。

松江から米子空港は中海を超えていかないといけないですが、出雲空港宍道湖を反対まで行かないといけないのでどっちもどっち。所要時間も似たようなものです。

赤組か青組かでどちらを使うかが変わってきます。

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懐かしい形ですね。

地方に行くと八都県の規制がないので古い車も大事に使われています。

以前首都圏で活躍したバスに出会えることも旅の楽しみではありますが、一畑バスは基本新車しか入れないのだそうです(Wikipedia調べ)。

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こちらは松江市交通局

市バスと一畑のエリア分けがイマイチ分からなかったです。南北で別れてる?

ところで市バスはガス車をちょいちょい見掛けましたがそれなりに導入しているのでしょうか。

前はCNGも環境にいいと人気がありましたが、コスト面や運用上の問題から数を減らしましたね。

 

10分ちょっとの撮影のあと、市バスに乗って八重垣神社へ。

 

○オブラートどこやった

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yaegakijinja.or.jp

八重垣神社に到着です。

縁結びの神様として有名で、出雲とセットで訪問するのが人気らしいです。

ほかにも子宝祈願とかもあるようで、僕らはこちらですかね。結婚してるし。

(「良縁」とはパートナーの縁に限った話ではないですけど)

 

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八重垣神社といえば、鏡の池の縁占い。

本殿の脇から裏へ回って橋を渡った森の中にあります。

雰囲気が神秘的でいいですね。そもそも街からは離れたところでかつ森の中なので静かですし。

そしてそんな中でやるのがこの占い。

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占い用紙を池に浮かべて十円玉か百円玉をその紙の上に静かに載せます。

で、いつどこで沈んだかで縁の時間・距離の遠近を占うというもので、

・自分の近くで沈む→身近な人/遠くで沈む→遠方の人と縁がある

・早く(15分以内)沈む→縁が近い/遅く(30分以上)沈む→縁が遠い

というルールになっていて、例えば自分が浮かべた場所から離れた位置でさっさと沈んだら「縁は早いけど遠くの人」ということになります。

僕は近くで沈み、妻は遠くで沈みましたがどちらもさっさと沈んでいました。

やる人によっては結構遠くへ流されるもので、不思議なものだなぁと思いながら見ていました。

沈みの早い遅いも本当にあるようで、会社の後輩がお参りしたときは「自分が到着してお参りして占いやって立ち去るまでずーっと沈まないでいた人がいた」そうです。

もしそうなったら…それも縁なのか。

 

お参りも占いも終わったところで神社を後にします。

そして八重垣神社に来たなら是非行ってほしいお店が神社の道路向かいの商店。

先ほどチラッと書きましたが、この神社は子宝祈願でも有名でして。

その商店では子宝祈願の飴を売っていますので是非お求めを。

まぁなんというか、見た瞬間にサブタイトルが脳内で発せられました。

子宝関係ではよくあることですがそういうことです。

 

あ、帰りのバスは元横浜市営でした(座席モケットの柄がベイブリッジ)。

それから参拝のご利益はありましたのでいつかお礼参りしたいと思います。

松江駅へ戻って荷物を取り、再びバスで松江しんじ湖温泉駅へ。

 

島根よいとこ一度はおいで~妖怪まみれ~

○妖怪ランドへ

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サンライズを米子で降りて、ド派手な境港線に小一時間揺られてたどり着いた境港。

駅前の観光案内所なんかが入っている施設の壁面がいきなりコレです。

どんだけ妖怪推してんだよ…となりますが、事実これのおかげで結構な観光客が来ていたので妖怪パワー侮れません。

余談ですが、この建物には売店とかフェリーターミナルが入っているのですが、そのほか日帰り温泉もあります。

実際、前夜にシャワーを浴びれなかったのでここでひとっ風呂浴びようかとも思っていました。

(そんなに汗かいていなかったのと時間の都合上カット)


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駅舎は港町らしく灯台をイメージしたオブジェが乗ったかわいらしい駅舎なんですが、まぁ中は妖怪まみれです。

きっと建てた時期と妖怪推しになった時期にずれがあったのでしょうね…。でなければこんな駅舎にならなかったはず。

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駅前では先生が執筆中でした。

この駅前からまっすぐ伸びる通りが「水木しげるロード」で、いたるところに妖怪の銅像が建っています。

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一応、こういうお題目があって街のあちらこちらに妖怪が居ることになっているようです。

「世界」というだけあって、本当に全て集めるとかなりの数になるので、探しながら歩くとかなりいい運動になるのでは。時間も相当とられると思いますが。

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流石に全部は見てないし、撮ってもいないのでさくっと紹介。

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境港で僕と握手!

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…と思ったら、こんなところでサボってる姿も。

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親父、身体はどこへいったんですか。

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水木先生の妖怪は怖いばっかりじゃなくて、どことなく愛嬌みたいなのがあるのが支持される要因なのかもしれないなぁ、と歩きながら思っていました。

子供がぎゃん泣きしないギリギリのラインというかなんというか。

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銅像の中にちょいちょい先生が紛れ込んでるのがいいですね。

妖怪は普段の生活の中にも…。

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いや、流石に日常生活の中に入り込みすぎでしょ。

まぁポストの上に載ってるぐらいならよくあることです。

なんなら妖怪ポストデザインぐらいにすりゃ良かったのに、とも思ったのですが。

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市内循環バスも当然こんな感じです。

知らない人(人じゃない)がいっぱいいますが、敢えて誰でも知ってるキャラを持ってこないところが妖怪都市。

乗っているといつの間にか隣に誰か居る、なんてことがありそうですね。

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訪問時、水木しげるロードで工事をしていました。

看板をご覧ください。鬼太郎がおります。

ここまでやりますか…。

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この街で一番「上手いな」と感心したのがこちらの表示。

子供は悪いことしようとする気が失せますね。

大人はそもそもすんな。

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観光地では「おもてなしトイレ」等々称して、店舗のトイレやスペースを観光客向けに開放することがありますが、ここ水木しげるロードでも同様な活動が行われています。

街歩きをするときに結構困るのがこのトイレで、誰でも自由に使えるトイレがあんまり街中に無くて、やっと見つけた公衆トイレはちょっと使うのが気が引ける、ということも多いので、「歩く街」にこういうのがあると助かります。

その案内もよく見ると鬼太郎。上手くデザイン化されています。

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そうそう、妖怪神社なんてのもありました。

妖怪と神様ってどういう関係になるのでしょうか…。

 

…とまぁ街を歩いているだけであちこちに見るところがあって、歩いていても飽きないのが実に良い。

途中が商店街になっていて、グッズ系から食べる系など多種多様な妖怪にちなんだ商品が売られているので、これを眺めて買ってもまた楽しい。

水木しげる記念館までは駅から1kmも無いのですが、せっかくなら時間を掛けて色々眺めながら行きたいものです。

ほかにもネタになるものは沢山ありますので。

ちなみに境港に行ったら是非食べたいというかやりたいのがこちら。

www.kenkyujo.jp

完全なる定番ではありますが、見るとやりたくなってしまうのですよ。

記念館の隣にあるお店で売られている目玉のおやじ。

串に刺さった目玉のおやじの目玉デザインの饅頭。これを二つ買って写真を撮るのです。

もちろん一本でもそこは撮り方次第。ひとつの方が「おやじ」っぽさが出るとも。

1本400円と少々お高めですが、そこはネタの経費としましょう。

あ、味は美味しいですよ。一通り撮り終わったらちゃんと食べましょう。

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そしてこちらが「水木しげる記念館」。

中は割とちゃんと記念館です(言い方)。

運がいいと、この広場に妖怪のきぐるみが現れます。

僕らが行ったときは砂掛けばばぁが出てきたので、一緒に写真を撮ってもらいました。

でかいし動いているので小さい子供は怖いかもしんない…。実際泣いている子いたし。

むしろ大人がテンション上がると思いますよ。僕らは上がりました。

 

 

記念館のあと、お昼の時間となったので食事どころを探してふらふら。

せっかく境港に来たのだから魚が食べたい、となるのですが案外水木しげるロード沿いにはその手の食事処がなく。

漁港のほうに行けばあるでしょ!と(ろくに考えもせず)歩き出したものの、歩けど歩けど店が無い。

敢えて海沿い歩いたのが失敗だった気もする。

そしてそもそも港までがそこそこ遠くて、記念館からだとそうでもないのですが、駅から通算すると2kmちょっとはあって、片道だけならともかく、このあとまた次の移動手段の時刻までに駅まで戻らないといけないことを考えると無闇に奥まで行くべきではなく。

マジでどうしよ…となっているところにお店発見。

www.sakaiminato.net

(お店の公式が無かったので観光協会のページを)

法事なんかで使うような料理屋さん。

結構立派なお店で「初日の昼から大丈夫か?」なんて思ったりもしたのですが、普通の洋食から定食、さらに豪勢に行こうとなったらコースもあって選択肢も豊富。

そして港近くということもあって、魚介類が当然の如く美味しかったです。

僕らは確か2,000円ぐらいの刺身定食みたいなのを食べました。

言い方はアレですが、仕方なく入ったお店だったのが逆に当たりでしたね。

 

食事を終えて、再び駅へ。

次の場所へ移動しますが、ここからはバスの出番です。

 

島根よいとこ一度はおいで~鳥取県じゃねーか境港~

○乗り継ぎの時間の潰し方

サンライズで米子に着きました。

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ホームでは黄色い115系がお出迎え。

そういえばこのあたりも黄色なんですね。

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魔改造がお出迎え…。

地味に奥にいかついのが写っていますね。気付きませんでした。

ここから境港線へ乗り換えますが、乗り継ぎが40分ほどあったので一旦改札を出ます。

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米子駅は支社設置駅でもあるので立派です。

中は待合室や売店など、昔ながらの国鉄主要駅の雰囲気が漂っていました。

二階には喫茶店が入っていて、昭和感漂う入り口がかなり気になっていましたが残念ながら営業開始前。

開いていれば単純にいい時間つぶしというかティータイムになったのですが…。

www.city.yonago.lg.jp

そんな米子駅舎ですがつい先日、建て替えのために閉鎖されてしまったそうです。

一応、旧駅舎(というか米子支社部分)も多少は残るようですが…。

 

ちなみにこの旅行は9月の初頭。まだまだ残暑厳しい時期でした。

そんな中なので、やることないならば妻はなるべくなら涼しい待合室に居たい。

僕は暑さをこらえてでも時間つぶしがしたい。しかもちょうど目の前がバスターミナル。

結論、妻を待合室に残して駅前のバスターミナルへ。

…いや、暑いところに無理に連れ出してもかわいそうだし、かといって何もせずにいるのも勿体無いし。

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駅前には何台か止まっていました。右のは市内循環だそうです。

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鳥取の路線バスは日の丸自動車と日本交通が全土をカバーしています。

都市圏の中で複数社(局)が競合することはありますが、県全体で満遍なくふたつの会社が路線を持っているというのも鳥取ぐらいではないでしょうか。

例えばお隣の島根県ならば出雲地方と石見地方でそれぞれ会社があるように、普通はエリア毎に会社が分かれているものですが。

昔からこの2社の関係性が良く分からない…。

ちなみに右の普通にバスっぽいのが日本交通、左の主張が大人しいのが(?)日の丸です。

 

○そこいらのローカル線とは一味違うぞ、境港線

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僅かな時間ではありましたが、バスを眺められて満足。ホームへ戻ります。

改札をくぐると向こうのホームにはキハ187系がいました。今回は残念ながら乗りませんでしたが、これもなかなかいい走りをするクルマです。

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ホームへ向かう途中、こんなのを発見。

こんなところで双頭レールが見られるとは思っていませんでした。ちょっと感動。

古レールをホームの柱に再利用する事例は全国的にありますが、双頭レール使っているところがあるとは思いませんでした。

 

さて、これから行く境港。実は先ほどのバス乗り場からもバスが出ていて時間次第ではバスの方が早いのですが、観光できているのならなるべく列車で行きましょう。

その理由はこちら。

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駅が妖怪だらけ。

境港といえば鬼太郎でおなじみ水木しげる先生の出身地であり、それにちなんで妖怪で町興しをしているところです。

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そこへ向かう境港線も始発駅の米子の時点で鬼太郎の銅像が建っているような状態。

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なんならホームの上を一反木綿が飛んでいますw

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上の写真にねずみ男銅像が写っていますが、各駅は妖怪にちなんだ副駅名がついていて、ここ米子は「ねずみ男」。
なので普通であれば鬼太郎ばかりになりそうなところをやたらとねずみ男推し。

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烏天狗とか昭和の鬼太郎世代には懐かしいですね。どこで出てきたかは忘れましたが。

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もう既にちょいちょい写りこんでいるので今更ですが、境港線を走る列車は鬼太郎の仲間たちでカラフルにそしてにぎやかにラッピングされています。

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このとき乗ったのは米子方が砂掛けばばぁで

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境港方がこなきじじぃの後期高齢者コンビでした(そもそも妖怪に高齢者の概念があるのか?)。

何のキャラが描かれた車両が来るかはその日のお楽しみ。

しかし全国でアニメのラッピングを施した列車を見てきて「元の塗装も生きて周囲と調和していていいな」とか「これはまた作品全力で推してくるな」など色々感想はありましたが、これはどう言えばいいのか…凄いとしか。

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一反木綿によって開けられたようにも見える扉から乗ります。

確かにこのラッピングを見て「凄いな」という感想しか出てきませんでしたが、冷静に見るとそこまでキャラクターが大きく描かれているわけでもなく、外装のラッピングとしてはどちらかといえば「大人しい」部類です。

 

外装は。

 

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列車に乗って座ろうとすると先客で妖怪居るしなんなら寛いでるし。

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上を見上げれば一旦木綿が飛んでるし。

凄いのはむしろ外より中!JR西日本マジでやりすぎです!(褒め言葉)

ホームから始まって列車がこれで、とくれば境港に行くなら是非境港線で行きたいとなるのがお分かりいただけたでしょうか。

境港に着くころには車内が妖怪で一杯になっているかもしれませんよw

 

とりあえず、列車は定刻どおりに米子駅を出発。一時間弱のローカル線の旅です。

 

 

ローカル線、とは言っても米子は県西部の主要都市だし境港も地方としてはそこそこ大きい街。

その二つを結び、しかも高低差もなく沿線はそれなりに宅地化しているので、世間一般が想像するようなローカル線ではなくむしろ日本の地方都市にありがちな光景の続く路線だと思って貰った方が良いかと。

キハ47のボックスシートで旅ができる時点で首都圏在住の人間としては十分に贅沢な旅ですが…。

 

とはいえ乗り物好きには楽しい路線でもあります。

まずはJRの後藤工場。

富士見町と後藤の間にある車両工場です。

検査に限らず車両製造もできる本格派。

この工場の関係で、営業列車は全てディーゼルカーですが後藤までは電化されています。

それから米子空港

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もし、サンライズが取れていなかったらここを使う予定でした。

自衛隊との共用空港でメインは羽田線ですが、時折国際線も飛んできます。

立地的に中海と日本海に挟まれた場所にあり、数十年前に旅客機がオーバーランをして中海に突っ込んだ事故があったとかなんとか。

米子空港駅は、10年ぐらい前?に滑走路を延長する時に境港線がその延長部に引っかかって経路変更を要したため、「それならば」と既存の駅をターミナルに接近して再設置したもの。

連絡通路を使ってターミナルまで10分と掛からないのですが、列車側が飛行機の時間と連動しているわけでもなく、連絡バスが充実しているので敢えて列車で移動する人はそんなにいないかもですが。

 

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一時間弱で境港に到着。

アトラクションとしては長すぎず、短すぎずでちょうどいいぐらいではないでしょうか。

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駅の中から既に妖怪であふれかえっています。

(ホームにも居ますが、写真に妻が思いっきり写っているので割愛)

外へ出ればさらに鬼太郎の世界が広がっていますよ。

 

島根よいとこ一度はおいで~サンライズで山陰へ~

フィンランドの次のネタ、色々アイデアはあったのですが一番まとまりそうという理由から3年前の山陰旅行となりました。

このときの行程はざっとまとめると、

サンライズ出雲車中泊。翌朝、米子で乗り換えて境港。その後バスで松江へ、この日はしんじ湖温泉で一泊。

二日目は一畑電車で大社へ。一日堪能して出雲市で一泊。

三日目はレンタカーで石見銀山に行き、そのまま益田の叔父の家へ。

最終日はアクアスに行って石見空港から帰京。

という感じ。

島根に行った理由は結婚直後で「叔父に結婚報告してこい」という家の都合もあったのですが、やっぱりサンライズに乗っておきたいというのと、女子旅のメッカともいうべき出雲や散々堪能してきた石見に妻を連れて行きたかったという二つの理由が大きかったと思います。

 

ところが大体の行程は手配できたものの、一番の楽しみでもあったサンライズは流石というべきか混んでいて、発売日当日に某旅行代理店にシングルツインで10時打ちを依頼していたものの敢え無く撃沈。

ほかの個室もあたったものの全く空きがなく、諦めて飛行機で米子に飛ぼうかと考えながら迎えた28日前割引最終日。

ダメもとで仕事帰りに出札に聞いてみたところ、まさかの希望通りのシングルツインを確保できたことで無事に予定通りの行程を組むことに成功しました。

ちなみにサンライズがダメだった時は朝一番の米子空港行きに乗るはずでした。しかもプレミアムクラスと普通席の値段差が大したこと無かったのでプレミアムクラスで。

サンライズ乗れてよかったですけど、これはこれで楽しい往路になっていたでしょう。

 

 

○もうシャワーは諦めろ

迎えた当日。

サンライズの東京発は22時ジャスト。仕事して残業しても全然(かどうかは業務量次第)間に合うぐらいの時間。

過去に下りサンライズ(瀬戸)は2回乗っていますが、初回は仕事後に実家に帰って夕飯を済ませて横浜から乗車して風呂は車内のシャワーで、二回目は仕事を普通に終わらせてお風呂に入って適当に夕飯を済ませて東京から乗車。

さて、今回は?

お風呂に入るならアキバの江戸遊かなぁ…でもそうすると食事の時間がなくなりそうだし(2回目のサンライズとは職場が違うので退勤時間が若干遅くなっている)、電車にシャワーあるから夕飯ついでに飲んで乗ってからシャワー入ればいいかという結論に達しました。

そんなわけで終業後に適当に飲み屋に入って飲み、21時過ぎに東京駅に到着して妻と合流。

妻は時間があったので、一旦家に帰っています。

ホームへ向かう前に、夜のお供と翌朝の朝ごはんを確保。このあたりは夜行列車に乗り慣れていると加減も分かるというものです。

 

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21時45分ぐらいだったでしょうか、今宵の宿が到着。

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今日の寝床、サンライズ出雲

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12時間ぐらい掛けて出雲まで走ります。僕らは途中で降りますが。

妻は初夜行列車でちょっとテンションあがっていました。

 

発車までの時間はだいぶ余裕があったので、一旦自室に荷物を置いてからホームへ出てふらふらと回ります。

流石に最初に寝台が取れなかっただけあって、結構な人が車内にもホームにもいました。

 

22時ちょうど。サンライズ出雲発車。

扉が閉まり動き出す、非日常が始まるこの瞬間がたまらなく好きです。

さぁ、無事に動き出したところでシャワーを浴びるためにロビーへ。

シャワーを使うにはシャワーカードを買う必要があります。

 

えぇ、結論から言うとシャワーカードは売り切れていました。

いや、初めて乗ったときは横浜から乗っても買えたので油断しきっていましたね。

発売枚数がどのくらいかは不明ですが、いかんせん列車という使える水の量が限られる空間なのでシャワーを使える人数も限られています。

なので、どうしても使う場合は東京に列車の扉が開いた瞬間に券売機にダッシュする必要があります。

基本はできるだけ乗車前に銭湯かどこかで汗を流すしかないようです。途中駅から乗る場合は特に。もう車掌から買う方式に戻してくれ…。

 

諦めて部屋に戻って流れる車窓を眺めながら飲みなおし。

シャワー浴びられないと分かった瞬間から感じる気持ち悪さは我慢するとして、夜行列車で飲む酒は普段の1.5割増ぐらい美味しいです。

二人でダラダラと過ごしていましたが、妻は日付が変わるぐらいで床に。

 自分は興奮と汗による気持ち悪さ寝るに寝られず、結局静岡ぐらいまでは起きていました。

 

○岡山は時間があるようで無い

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翌朝6時。天気は晴れ。

山陰に出たらどうかは分かりませんが…。

動物との接触も無く(よく関ヶ原あたりでぶつかる(初乗車の時は鹿轢いた))、ほぼ定刻どおりに走っていました。

しばらくすると岡山に着くというので、リフレッシュと買い物を兼ねて一旦ホームへ降りることにします。

 

岡山はホームのちょうど中ほど、瀬戸と出雲の連結面あたりにキオスクがありました。

出雲の停車時間は7分ほどあるので、普段であればちょっとした買い物ぐらいなら余裕でできます。

しかし、考えることはみな同じ。キオスクはあっという間に長蛇の列に。

並んでいる最中に瀬戸が発車。乗り遅れが居なければいいのですが…。

僕らはその直後にさっさと飲み物だけ買って一番近い乗車口から乗車しましたが、まだ列は消えず。

ホームではしきりに「もう出発するから車内へ戻れ」と放送していました。

自室に戻る頃には発車。

混雑具合にもよりますが、岡山の停車時間で食料調達は止めたほうがいいです。

岡山でできるのはせいぜい自販機で飲料買ったり、瀬戸と出雲の解結作業を眺めるぐらいでしょう。

列車内は当然空調も効いているので、真夏でもよほど生ものでなければ食事も一晩は痛まずに持つでしょうから、必ず前夜のうちに朝食は確保しましょう。

 

○広くは無いけど二人がいい

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今回乗った部屋はシングルツイン。

先代の出雲やトワイライトエクスプレスにも存在した1・2人兼用個室です。

基本のスタイルは変わっておらず、1人のときは上段をベッドとし、下段はソファ。2人利用のときはソファを転換してベッドにというものです。

同じくサンライズに設定されているサンライズツインは完全なる2人用個室で、床面積としてはそちらの方が広くて居住性は高いようです。

ついでに1階の車両中央にあるため、静かで揺れが少なめとも言われています。

一方、シングルツインは線路方向に並ぶベッドを備えた部屋が通路を挟んで2部屋あるため(感覚的に言うと普通の特急電車の座席の部分に個室がある)床面積は狭く、荷物を置いたり広げたりするスペースが余りありません。

また、車端部の台車上にあるため車両中央に比べるとどうしても音がして揺れる感じはあるかと思います。

ついでに2段ベッドゆえにサンライズツインのようにそれぞれのベッドに腰掛けて向かい合って会話することはできず、下段ベッドに並んで座るような格好に。

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それでも天井は高く、上段ベッドは2階席に当たる位置の窓があるため眺めも良好で、下段も通常の平屋部分の高さなので眺望には問題なし。外の景色を楽しみたい人にとってはこちらの方がいいです。

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上段ベット、こんな感じで良かったですよ。しかし一晩使っただけなのにやたらと生活感が出てるな…。

ともかく。せっかくの旅なのでたまには2段ベッドもいいと思いますよ。

ちなみに、過去シングルとソロを使った身からすると、一人で使うにはちょっと持て余すような気もします。

確かに一人で使えば下段を居住空間として使うことができますが、シングルとの差額を出してまで必要か?とも思うし、そこまで使う時間あるか?とも思うし…。

正直、シングルで十分な空間は確保できますし、どうしてももっと余裕がというのならば(きっぷが取れるかどうかは別にして)シングルデラックスに乗ったほうが色々捗るかと。

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サンライズの個室、また乗りたいですね。

いつかはシングルデラックス…。

 

○米子はちょうどいい

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9時過ぎ、定刻に米子に着きました。山陰も無事に晴れています。

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一晩お世話になったサンライズとお別れ。お世話になりました。

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ここで妖怪が待つ境港線に乗り換えます。

乗車時間にして11時間。バスや飛行機などの座席だとちょっとキツい時間ですが、横になって歩き回れる寝台列車であれば「まぁこんなもんか」という感じです。

これ以上掛かると疲れちゃうかなとも思いますし、なにより9時という時間は観光地が動き始める頃なのでちょうど良い。

ここで乗り換えて境港へ向かうと10時17分。このままサンライズに乗っていくと松江に9時29分。まぁ悪くない時間です。

しかし終点出雲市は9時58分着。

ここから出雲大社へ行こうとすると頑張っても11時前といったところでしょうか。ちょっと時間が勿体無い気がします。

逆に到着が早ければいいかというとそうでもなく。

都市部ならばいくらでも開いているお店はあるので時間を潰せますが、観光地や小都市だと居場所が駅の待合室しかない(お店があるのはバイパス沿い)ので、割と到着時間は重要です。

 

なおサンライズの瀬戸の方に乗った場合、高松着は7時半ごろ。

そのまま街へ繰り出せば朝にもかかわらず美味しいうどんが待っているので、到着が早くても大丈夫です。

四国もまた行きたいですねぇ。

乗りたい航空会社って?(アジア・北米編)

さて、前回の続きです。

最初はヨーロッパへ、という話だったのがオタクなのでいつの間にか単に載りたい航空会社の話へと広がっていったのです。

まぁヨーロッパに行く手段としてアジア系の航空会社乗りたいよね、という話題から派生しているのですが。

 

1.憧れは世界最高のラウンジ、キャセイパシフィック

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ホントにここは評判いいですね。

中国本土に用があるのにわざわざこっちを使う人もいるようです。

昔から「運賃は安めだけどサービスは最高」といわれていましたが、聞く限りではいまでもサービスレベルは高水準。

羽田からの便数も多いし、香港からの就航都市も多くて乗継目的でも使い勝手は上々のようです。

ステータス持ちには香港の航空会社ラウンジが「憧れ」といったところでしょうか。

美食の街の航空会社の本拠、ということもあって料理のレベルが半端ないらしく、わざわざ香港経由で他国へ飛ぶ人もいるとか。

香港も(今は色々大変ですが)行ってみたい場所のひとつ。

 

2.新鋭機材大好きシンガポール航空

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747や787、350に380と新鋭機材をたくさん入れる印象があります。

「国内線という安定資源が存在しないので、サービスレベルを上げてワールドワイドに利用者を増やす」のはキャセイと同じ。

一時期「日本の三大都市へは最新機材で運航」とかいう戦略やってましたねそういえば。

シンガポールは実はオセアニアへの乗継に使えることを某女子高生が南極へ行くアニメで知りました。

時間は掛かるのを承知で380の最上級クラスで欧州へ飛ぶのもよさそうです。

 

3.国内線しか乗ったこと無いんですタイ国際航空

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僕の人生初海外は大学3年のときのタイでした。

このときは研究室のゼミでタイ東北部へ行って自分たちのゼミと先輩の研究の手伝い。

「旅行」とは言えないものでしたが、どっぷり2週間タイに浸かってすっかり気に入ってしまい今に至ります。

タイへの往復は今でこそLCCがバンバン飛んでいますが、当時は中距離LCCなんてのは存在しておらず。

東南アジアへの定番格安航空券といえば「米国航空会社の以遠権フライト」か「チャイナエアライン台北乗継」の二択。

流石に乗り継ぎはちょっと、ということでこのときはユナイテッド882便でバンコクへ行きました。

で、タイに入ってから東北部への移動も飛行機でしたが、ここでTGに初めて乗って。

逆にその東北部の往復でしか使ったことがないのです。

普通にタイに行きたいし、なんならそのときの移動はTGに乗りたい。

高いサービスレベルを維持しているようですし(タイ国民の税金を使って赤字を埋めながら)。

潰れそうだとかお菓子売ってるとか色々悪い話を聞いていますが、どうにか僕が乗るまで頑張って…。

 

4.乗れるけど乗るためのハードルが高すぎる高麗航空

(当然画像は持っていません)

後輩といつも言うのですが「死ぬまでにやりたいこと」のひとつですね、北から板門店行くの。

あの国に行くとアメリカに入国するのが面倒くさくなるらしいのでちょっと情勢を見極める必要がありそうですが。

あと純粋に自由旅行が認められていないので旅費が高いのがネック。

ほぼ行って帰ってくるだけの3泊4日でも安い欧州旅行行けちゃうぐらい。

 

5.妙に気になるデルタ航空

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いや、正直あんまり言いたくはないですが評判は良くないです。

でもなーんか気になるんですよ。コレに乗ればアメリカ行けるって思うと。

しかも運賃としてはほかよりは安めに。

ハワイのツアーとかで安いのだと大体デルタじゃない?

アメリカってあんまり興味ないと思っていたけど、この歳になって妙に行きたくなっている自分が居る。

そういえばタイへ行くときUAかNWどっち使うかで結局UAだったけど、このときもしNW選択してたらマイルの貯め方とか変わっていたのかなぁ。

 

6.初めてのフライト…ユナイテッド

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いくら機内食がアレとかサービスがアレとか言っていても、初めて日本から連れ出してくれた航空会社ですから。

国外のキャリアでは一番乗ってるし(BKK往復、GUM往復の計4回)。

初めて乗ったときはグレーの塗装、コンチネンタルと合併前でしたが格好良かったですね。

2010年代の半ばになっても未だに個人用シートモニターが無かったり、「機内食って美味しくないんだな」と勘違いさせられたりと色々な体験があったりしましたが、初フライトのときのCAさんは良かったし、グアムからの帰りはガラガラだったからか何故か勝手にエコノミープラスにされていたし個人的にはそこまで悪い印象ではないです。

まぁこれでニューヨークまでどうぞと言われても行きたいかどうかはちょっと考えますが。

西海岸かハワイなら大丈夫かな?グアムは大丈夫だぞ。

コーヒー、またスタバに戻してくれないかしら。

 

おまけ ハワイに行くならANAでしょ!

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長年JLの牙城だったハワイ路線、NHがまさかの方法で殴り込みを掛ける!と話題になりました。

飛行機興味ない知人も「あの新しい飛行機でハワイ行きたい」という話をしていたぐらいです。

世界最大の旅客機による宣伝効果は絶大でしたが、実態は「スカイマークのバーター」…。

一応、オフィシャルのコメントとして「特典航空券でハワイに飛ぼうとしても席が埋まって取れないという声が多かったのでキャパの大きい機材は意味がある」とありましたけど。

3機のみ、特殊装備で投入ということで減価償却終わったらサッサと放出しそうな気がしますが、一回ぐらい乗りたいなぁ。

カウチシートも気になるけど、実はフツーのエコノミーより狭いらしいですね。

そもそもアレってどういう使い方を想定しているんでしょうか。

しかしハワイ行きたい!と言ってるところでバトルシップぐらいしか行きたいところが思い付かない…。

他の乗りやすい路線にも入れてくれないですかね()

 

 

…とまぁ色々乗りたい航空会社を挙げてきましたが、まもなく最後に飛行機乗ってから二年が経ちそうな状況なのでなんでもいいから乗せてどっか行かせて。

海外だと取り急ぎ台湾行きたい。

ん?そういえばエバー航空入れてなかったな。

乗りたい航空会社って?(欧州編)

気付けば年が変わっていました。

昔はmixiの日記更新とか苦にならなかったんですけど、どうにも筆が進みません…。

 

さて、少し前のこと。

後輩と久しぶりに会って色々話をしていたのですが、

「もし時間も費用も何も考えずに日本から欧州のどこかに移動するとなったらどうする?」

という話題に。

後輩も旅好きというか渡航経験がそれなりにある人間なので「あれで飛ぶのはどうだ」「こっちから回ってはどうか」と結構盛り上がりました。

で、その盛り上がった話をちょっと思い出しながら書いてみようと思います。

 

1.ルフトハンザドイツ航空でドイツ

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東京・名古屋・大阪に就航していて、日本人にもおなじみの欧州航空会社。

羽田のINTに2機並んでいるのもすっかり見慣れた光景になりました。

感覚的には「一番使い勝手が良くて一番無難」といったところでしょうか。

使ったことある人からはいまのところ悪い話は聞いていませんね。

この会話をした後輩は成田からフランクフルトに飛ぶ際に+5万円で当日アップグレードしていい思いしたようです(復路はNHだったのでLHはCクラスしか乗ったこと無いとも)。

実はこの後輩と一時期「LHA340に乗ってドイツ鉄道旅をする」という計画を立てていたのですが、僕が仕事の見通しがつかずに立ち消えになったという過去が。

しかもハネムーンもドイツが気付いたらフィンランドになっていたので、死ぬまでには一度ぐらいLHに乗ってドイツに行きたいものです。

 

2.どんだけ好きだよフィンエアー

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オタクの気質として「一度気に入ったものを繰り返したくなる」のがありまして…。

いやだってA350自体も機内も快適だったし。

この前Twitterでも見掛けましたが、基本「フィンランドが気に入った人はフィンエアーが気に入る」というところでしょうか。

実利的なところで言えば日本国内の就航都市と運航便数の多さ、ヘルシンキ・ヴァンター空港の乗継利便性あたりがありますね。

普通にフィンランドが目的地でなくとも、そこから乗り継ぐのにもフィンエアーが良いところはあります。

 

3.金と暇が無尽蔵なら…エミレーツの最上級クラスでドバイ乗継

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そう。条件として「金と時間と(欧州であれば)目的地も経由も問わない」んです。

だったら世界で一番高い席で飛んでもいいのです。

個室、フルフラットシート、最高級の食事、そしてシャワー。

EKのA380Fクラスはみんなの憧れです。

ファーストクラスはともかくとして、日本からもそれなりにフライトがあり、ドバイからはヨーロッパ各地に行けて、しかも安価なので実はエミレーツのドバイ経由は安いヨーロッパ旅行の定番だったりします。

僕もドイツ行き前提でハネムーン旅程作ってもらったときに提案されましたねこの経路。

ちなみに後輩、これも体験済みでして。

感想は「もう二度とやらねぇ」だそうです。

理由としては「アメニティがエコノミーでも充実しているのはいいんだけど、若干狭いのと機内食の味がイスラミックで日本人には合わない」「なにより時間が掛かって疲れる」とのこと。

ただ、ドバイでのトランジットツアーは大満足だったようで、「次はトランジットじゃなくて目的地としてドバイに行きたい」とのことでした。

そうやって考えるとノンストップ便できる前、それどころか「南回り」なんて言ってた時代の日欧移動ってホントに大変だったんだろうなぁと。

 

4.就航地の人気は高いけど経営は低空飛行アリタリア

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純粋に旅行先としての人気が高いイタリア。

行く人行く人とにかく「メシが美味い」と。

そんなイタリアへはアリタリアで飛ぶのが一般的。

サービス自体の評判は悪くないのですが、とにかく経営状態が悪くて悪くて「石油王が裸足で逃げ出すレベル」とも言われています(一時期、オイルマネーで潤っていたエティハド航空が経営支援したもののあまりの高コスト体質に追いつけず、自社の経営悪化もあって撤退した)。

一昨年、自社のミラノ乗り入れを前にAZと共同運航することになったNHも記者会見で「協力はするが金は出さない」と言い切ってましたねそういえば。

そんなわけで地味に「ちゃんと往復飛んでくれるのか」不安になる会社ではありますが、やっぱりイタリア行くならアリタリア乗りたいよね、という考えはあります。

食事が美味しい国の機内食も気になるところです。

 

5.気になる東欧エリア

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いま、東欧エリアからはポーランドワルシャワオーストリアのウィーンからのフライトがあります。

いずれも音楽の都のひとつとして知られ、観光地としても人気が高まっているエリアです。

どちらもデイリー運航、とはいかないものの日本から直行できるのは利用者にとってはありがたいところ。

LOTポーランド航空のほうは友人が乗ったことがあって、評判は上々。

成田ではやや影が薄いけど、気になる存在です。

 

6.北欧といえばスカンジナビア航空

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フィンエアー推しなのでフィンエアーより後になってしまいましたが。

いまでこそフィンエアーは日本にすっかり定着していますが、かつて北欧といえばこのSASでした。

日本への就航も戦後割と早くから行われており、某有名番組のスポンサーを務めるなど根強い人気を誇ります。

ところで同じスタアラ同士なのに頑なにNHとコードシェアしないのは何なのでしょうか…(昔はやってた)。

 

7.ていうかもう日系航空会社で良くない?

それを言っちゃあおしめぇよ…。

しかしながら、あまり海外に行ったことのない僕は「たまの海外なら相手国の飛行機乗りたくない?」というタイプなのですが、後輩曰く「日系なら飛行機の中で余計なこと(日本語以外の言語の活用)しなくて済むし精神的に楽」と。

特に10時間を超えるような長旅なら少しでも不安は減らしたいよね、帰りも疲れているところに日本語が通じない密室空間にいなきゃならないのキツいよね、といったところでしょうか。

このあたりは好き好きなのでなんとも言えませんが、「クオリティはお墨付き」です。

 

とまぁ「こんなこと言ってたな」なんて思い出しながら書いてみました。

なかなか海外どころか国内移動も渋い今、こうやってちょっと想定?妄想?してみるのもいいかもしれませんよ。

勿論、欧州以外にも話題はあったのでまた後ほど。

 

※そういえば欧州直行といえばBAとかAFとかほかにもあるはずなのに、なんでその辺が出てこなかったんだろう…w