○妖怪ランドへ
サンライズを米子で降りて、ド派手な境港線に小一時間揺られてたどり着いた境港。
駅前の観光案内所なんかが入っている施設の壁面がいきなりコレです。
どんだけ妖怪推してんだよ…となりますが、事実これのおかげで結構な観光客が来ていたので妖怪パワー侮れません。
余談ですが、この建物には売店とかフェリーターミナルが入っているのですが、そのほか日帰り温泉もあります。
実際、前夜にシャワーを浴びれなかったのでここでひとっ風呂浴びようかとも思っていました。
(そんなに汗かいていなかったのと時間の都合上カット)
駅舎は港町らしく灯台をイメージしたオブジェが乗ったかわいらしい駅舎なんですが、まぁ中は妖怪まみれです。
きっと建てた時期と妖怪推しになった時期にずれがあったのでしょうね…。でなければこんな駅舎にならなかったはず。
駅前では先生が執筆中でした。
この駅前からまっすぐ伸びる通りが「水木しげるロード」で、いたるところに妖怪の銅像が建っています。
一応、こういうお題目があって街のあちらこちらに妖怪が居ることになっているようです。
「世界」というだけあって、本当に全て集めるとかなりの数になるので、探しながら歩くとかなりいい運動になるのでは。時間も相当とられると思いますが。
流石に全部は見てないし、撮ってもいないのでさくっと紹介。
境港で僕と握手!
…と思ったら、こんなところでサボってる姿も。
親父、身体はどこへいったんですか。
水木先生の妖怪は怖いばっかりじゃなくて、どことなく愛嬌みたいなのがあるのが支持される要因なのかもしれないなぁ、と歩きながら思っていました。
子供がぎゃん泣きしないギリギリのラインというかなんというか。
銅像の中にちょいちょい先生が紛れ込んでるのがいいですね。
妖怪は普段の生活の中にも…。
いや、流石に日常生活の中に入り込みすぎでしょ。
まぁポストの上に載ってるぐらいならよくあることです。
なんなら妖怪ポストデザインぐらいにすりゃ良かったのに、とも思ったのですが。
市内循環バスも当然こんな感じです。
知らない人(人じゃない)がいっぱいいますが、敢えて誰でも知ってるキャラを持ってこないところが妖怪都市。
乗っているといつの間にか隣に誰か居る、なんてことがありそうですね。
訪問時、水木しげるロードで工事をしていました。
看板をご覧ください。鬼太郎がおります。
ここまでやりますか…。
この街で一番「上手いな」と感心したのがこちらの表示。
子供は悪いことしようとする気が失せますね。
大人はそもそもすんな。
観光地では「おもてなしトイレ」等々称して、店舗のトイレやスペースを観光客向けに開放することがありますが、ここ水木しげるロードでも同様な活動が行われています。
街歩きをするときに結構困るのがこのトイレで、誰でも自由に使えるトイレがあんまり街中に無くて、やっと見つけた公衆トイレはちょっと使うのが気が引ける、ということも多いので、「歩く街」にこういうのがあると助かります。
その案内もよく見ると鬼太郎。上手くデザイン化されています。
そうそう、妖怪神社なんてのもありました。
妖怪と神様ってどういう関係になるのでしょうか…。
…とまぁ街を歩いているだけであちこちに見るところがあって、歩いていても飽きないのが実に良い。
途中が商店街になっていて、グッズ系から食べる系など多種多様な妖怪にちなんだ商品が売られているので、これを眺めて買ってもまた楽しい。
水木しげる記念館までは駅から1kmも無いのですが、せっかくなら時間を掛けて色々眺めながら行きたいものです。
ほかにもネタになるものは沢山ありますので。
ちなみに境港に行ったら是非食べたいというかやりたいのがこちら。
完全なる定番ではありますが、見るとやりたくなってしまうのですよ。
記念館の隣にあるお店で売られている目玉のおやじ。
串に刺さった目玉のおやじの目玉デザインの饅頭。これを二つ買って写真を撮るのです。
もちろん一本でもそこは撮り方次第。ひとつの方が「おやじ」っぽさが出るとも。
1本400円と少々お高めですが、そこはネタの経費としましょう。
あ、味は美味しいですよ。一通り撮り終わったらちゃんと食べましょう。
そしてこちらが「水木しげる記念館」。
中は割とちゃんと記念館です(言い方)。
運がいいと、この広場に妖怪のきぐるみが現れます。
僕らが行ったときは砂掛けばばぁが出てきたので、一緒に写真を撮ってもらいました。
でかいし動いているので小さい子供は怖いかもしんない…。実際泣いている子いたし。
むしろ大人がテンション上がると思いますよ。僕らは上がりました。
記念館のあと、お昼の時間となったので食事どころを探してふらふら。
せっかく境港に来たのだから魚が食べたい、となるのですが案外水木しげるロード沿いにはその手の食事処がなく。
漁港のほうに行けばあるでしょ!と(ろくに考えもせず)歩き出したものの、歩けど歩けど店が無い。
敢えて海沿い歩いたのが失敗だった気もする。
そしてそもそも港までがそこそこ遠くて、記念館からだとそうでもないのですが、駅から通算すると2kmちょっとはあって、片道だけならともかく、このあとまた次の移動手段の時刻までに駅まで戻らないといけないことを考えると無闇に奥まで行くべきではなく。
マジでどうしよ…となっているところにお店発見。
(お店の公式が無かったので観光協会のページを)
法事なんかで使うような料理屋さん。
結構立派なお店で「初日の昼から大丈夫か?」なんて思ったりもしたのですが、普通の洋食から定食、さらに豪勢に行こうとなったらコースもあって選択肢も豊富。
そして港近くということもあって、魚介類が当然の如く美味しかったです。
僕らは確か2,000円ぐらいの刺身定食みたいなのを食べました。
言い方はアレですが、仕方なく入ったお店だったのが逆に当たりでしたね。
食事を終えて、再び駅へ。
次の場所へ移動しますが、ここからはバスの出番です。