今回は画像多いよ!
ロヴァニエミで迎えた5日目。
ツアーの所定の行程ではロヴァニエミで夜までフリー。
有名な建築なんかもある街中をぶらぶらするのも良いかもしれませんが、僕らはオプションを申し込んでいました。
オプションの地へ向かうため、朝から列車に乗って海沿いの街ケミへ向かいます。
そのためこの日も朝が早い…。朝食を食べてフロントでタクシーを呼んでもらい駅へ。
泊まっていたのはこちらのホテルでした。部屋が広くて良かったです。
泊まったときからリブランドされてる…。
10分ほどでロヴァニエミ駅に到着。
街の規模の割には小さな駅。ローカル線の主要駅って感じ。
駅の中はこじんまりとした感じ。
売店はあるようだけど駅員はいない?
まぁ1日4本しか列車がないんじゃ…。
乗るのは9時05分発のIC414オウル行き。
ICっていうのがいかにも欧州鉄道感があって良い。
どうやらカートレインがあるようで、その案内。
所定の場所に止めて、キーをここに入れろ、ってところでしょうか。
ホームにはすでに列車がいました。
客車列車です。欧州によくあるプッシュプルではなく、純粋に客車列車。
一番奥の二階建てが僕らの席がある車両のようです。
まだ機関車はついていない。
1階がホームからフラットな高さで、車端部の中二階、2階席と高くなる。
しかし3両で1両目と3両目に2階建ての客車、真ん中はカフェカーってすげぇ編成だなおい…。
方向幕。英語とフィンランド語の交互表示。
視認性はいいですね。
乗り口には座席番号の案内。1階と2階で座席番号が通しになっているようで、座席番号から1階か2階か判断できない以上、この手の表示は必須ですね。
動物は乗れないようですが、逆に動物が乗れる列車があるのか?
こちらはカフェカーの案内。乗務員室もこの車。
乗降扉は半自動。このボタン、どっかで見たような気が…。
ホームには屋根が一切無いですが、ご丁寧に発車案内は並んでいました。
この幌が大陸の鉄道っぽくて好きですね。
ていうか屋根高っ。
ぼちぼち乗り込みます。
こちらはデッキから車端部を見たもの。
乗降扉の高さから少し上がって車端部の中二階。
こちらはコンパートメント。
さらに階段を上がって二階席になります。
デッキには営業案内。不正乗車の罰金は80ユーロ。
タルゴ社製だそうです。国旗のマークは自国製を示すんでしたっけ?
デッキ周り。ドアコックは日本より扱いやすそうだけどむき出しで大丈夫なんだろうか。
連結面がやたら長い気がする。
カフェカーを覗いてみましたが、残念ながら非営業。
まぁさっきご飯食べたばかりだから使わないけど…。
カウンターを挟んで反対側はテーブル席。中央通路ではなく、変わった配置の席。
メニュー。よく読めないけど、酒があることは分かった()
いい加減、自席に落ち着きましょう。
指定席は一階。とはいえ日本の二階建てに比べて天井は高く、圧迫感は少ない。
座席配置は欧州では一般的な集団見合い式です。座席は回転しないけれど、リクライニングとフットレストは付いています。
天井には飛行機みたいにモニターがついてました。
確か停車駅案内装置だった記憶。
ホームと反対側にはディーゼル機関車がいました。
どことなくDE10っぽいけど入換用機関車か何かなんでしょうか。
9時05分、時間通りに出発。静かにゆっくり走り始めました。
動き始めておっ、となったのは乗り心地の良さ。
線形の良さもあるけどフィンランドは標準軌ではなく広軌を採用しているので、それなりの速度でも揺れは少ない。
軌道も貨物があるからか、旅客列車の本数の少なさにしてはちゃんと整備されているようでした。
鉄道旅は散々しているものの、意外と困ったのは「現在地が分からないから降りる駅のタイミングが分からない」という点。
時刻は分かってはいるけれど、(早く行くことは無くても)列車が遅れる可能性はあるし、間違って変な駅で降りてしまうと特に本数がろくに無いこの路線では取り返しのつかないことになりかねないし。
ついでに車内放送は聞き取れないし、途中駅の駅名票を見てもどこだか分からない。
そこで降り損なわないように取ったのはGoogleマップを見て現在地を確認する方法。
とりあえず到着予定時刻が近付いたらマップを立ち上げて現在地を確認。
土地勘は無くとも、目的地までの距離が分かればなんとなく時間は読めるもの。
この方法は結構使えましたね。バスも電車もフリーwifiが入っているから気軽にできた手段ともいえますが。
ロヴァニエミを発って90分ほどで目的地のケミに到着。
10分遅れのようです。
時計見て分かるとおり、この時点で遅れの発車時刻も過ぎてますけど…。
「世界の車窓から」っぽい光景。
乗降を終えると遅れを取り戻すのか、早々に出発していきました。
ケミの駅。
ロヴァニエミは小さいながらも鉄道駅、という雰囲気でしたが、こちらは駅というか小屋のよう。
かわいらしい感じが良いですね。
この駅はどちらかというと貨物駅としてのほうが役割が大きいようで、構内には貨物列車や機関車がいて、入換作業が行われていました。
日本では見なくなった木材を積んだ貨物列車が目立つのも北欧らしいですね。
貨車についていたこのマークなんだろう。
さぁ、ここでいったん北欧鉄道旅はおしまい。
ケミに来た目的を果たしに行きましょう。