フィンランド二日目。
流石に北国だけあって、朝7時で真っ暗。8時ぐらいでようやく明るくなってきたかな?ぐらい。
そんな朝、テレビを付けたら日本のお隣でやってるオリンピックの番組案内?がやってました。
さて。フィンランドに来た最大の目的はオーロラ観測。
しかし昼間は観測できないので何か別のことをしないといけないわけでして。
ネットでは「昼間は夜に備えてひたすら寝る」という意見もあり、これはこれで正解です。
昼間に寝ればその分夜のチャンスが広がるし、どうせ時差ボケしてるならそれをそのまま生かすというのもアリでしょう。
とはいえこれはどちらかと言えば上級者向けの過ごし方。
僕らみたいな初心者は「せっかく来たからには何か思い出に残ることをやろう」という方が普通です。
そんな僕らの「オーロラリゾートでの昼間の過ごし方」。先ずはこちら。
トナカイソリ体験。
フィンランドといえばサンタクロースの国。サンタクロースといえばトナカイとソリ。
そのトナカイの曳くソリに乗ってサンタ気分を味わうツアーがあります。
なお、このツアーは今見ると英語ガイドとなっていますが、僕らが参加したときは日本人ガイドが同行してくれました。
集合時間にホテルのロビーに集合し、バンに乗って10分ぐらいでログハウスのような丸太の家に着きます。
ここでまずは暖かいウェアを貸してくれるのでこれに着替えます。着替えるというかそのまま上に着込む感じですが。
そして着替え終わった頃にソリを曳いたトナカイたちが登場。
先頭にトナカイ、それがスタッフの乗ったソリを曳いて、そのソリに繋がったトナカイが客の乗ったソリをひいて、さらにそのソリに繋がったトナカイが…という感じにトナカイソリが連なります。
ソリは木の板で作られていて寒そうだけどちゃんと毛布があるので割と平気でした(とはいえ寒さ対策怠ったらダメ)。ちなみにソリの椅子は座面が低いので脚を伸ばして座ります。
うちの子。よろしくね。
みんなの準備が整ったところで先頭のトナカイが出発。それに引っ張られて次から次へトナカイが動き出します。
森を抜けてこんな感じの雪原をのんびりゆっくり進んでいきます。とってもスローライフな乗り物です。
せっかくトナカイと一緒にいるのに引っ張って貰っている以上トナカイを正面からは見られず、ひたすらお尻を眺めることになりますので(しかもたまに何か出ます)景色をのんびり眺めるのがこの乗り物の正しい楽しみ方のようです。
どうしても見たい場合は振り返れば後ろの人のソリを曳いているトナカイを見られますけど。
後ろからでも頑張ればこんな感じでカッコいいトナカイが撮れますが、相手が生き物なのでなかなか「ここ!止まって!!」というところで動くので骨が折れます。
まぁ降りた後で写真撮る時間はあるので安心してください。
一時間ほどで元の場所に戻ってきます。
乗っていた感触としては長すぎず短すぎずの丁度よい時間でした。
そして降りたら頑張って引っ張ってくれたトナカイにお礼の餌やりと記念撮影。
その後はお茶のサービスを受けながらこの辺りの民族衣装の話なんかを聞き、最後にトナカイの操縦免許証(もちろんネタ)を受けて終了。
半日も掛からないで「らしさ」を満喫できるアクティビティとしてオススメです。
このツアーはオプションではなく別途で日本語ガイドがいるツアーを探して申し込み。 肝心の値段は失念しました…。
サーリセルカでのアクティビティはトナカイ以外にも犬ソリやスノーモービル体験なんかもあるようなので、刺激が欲しい人やトナカイと犬の違いを体感したい人はこちらもどうぞ。
トナカイは午前中で終わってしまったので、この日の午後は街中散策。
サーリセルカの街で商店なんかがあるエリアは狭くフツーに歩いて回れるぐらいなので、こうして半日ぐらいブラブラする時間に当てるのもいいと思います。
ちょっと遅めのお昼にショッピングセンターの中でいかにも外国なハンバーガー食べたり(美味しかった)。
サウナグッズを扱う店を冷やかしてこんな温度計に爆笑したり。
さて、サーリセルカでは3泊します。
これは「オーロラの出現確率は3日に1日」と言われていることから三夜滞在する必要性があるため、だいたいのツアーでこの日程が組まれます(僕のツアーは移動してさらにワンチャンありましたが)。
うち初日と4日目は移動日なので、日中活動できるのは2日目と3日目の2日。つまり1日はトナカイと街中散策するとしてもう1日活動日があります。
で、翌日の日中は何したかというと
スキー!
海外でスキーとかブルジョワなことやりました。
フィンランドは雪国なんだけど平地が多いためダウンヒルのスキーができるところが少ないそうで、サーリセルカがその数少ないところの一つなんだとか。
とはいえフィンランドでスキーと言えば一般にはクロスカントリーを指し、街中のレンタルショップではクロカン用のスキーしか取り扱っていませんでしたので、道具一式はスキー場でレンタルしました。
スキー場までは歩いても行ける距離ですが、面倒ならホテル前からバスが走っています。一回数ユーロで乗れました。
本数は時間一本ぐらい。
コースはいくつかあるようでしたが、縦より横に広い作りでした。
さぁ山の天辺へ…とは言ってもゴンドラではなくリフトで難なく上がれる高さですが、周りに山自体がないので眺めは最高でした。
ただ、その分風を受けるのでアイスバーンになっているところも多くてお世辞にも雪質が良好とは…。
まぁここで滑ると「俺、海外で滑ったことあるんすよw」と言える実績が詰めます()
ちなみにオタクの癖になんで雪質なんか語ってるんだと言われそうですが、子供の頃毎年スキー教室に行っていたのでスキーはそれなりに滑れるんです。オタクなのに。
せっかくの雪国。こんな風に雪と戯れる過ごし方もあることを覚えておくと良いでしょう。
あ、スキー場には誰でも使えるソリもあったのでスキーはちょっと…という人はこちらもどうぞ。